2018/08/15

トルコリラの反発は本物か!?

トルコリラの反発は本物か!?

朝から昨日の動きを振り返ると納得できない動きに困惑。トルコリラ反発のきっかけは何だったのだろうか? 最も考えやすいのが投機的なトルコリラ売りと、その買い戻しだが.......。

昨日までスペイン、イタリア、フランスがトルコへのエクスポージャーが大きく「リラ売り=EUR売り」だ! なんて、言っていたが、昨日は、トルコリラが大幅反発するも、EURUSDは安値を更新し、通貨ユーロの弱さを実感! おまけにハードブレグジットや再国民投票の可能性にGBPも弱い。

取り巻く要因は不安定なトルコリラで変わらず! エルドアン大統領は一部の米製品の不買運動とドルとユーロの売りを誘導、トルコ財務相は通貨ドルを酷評。一方、トランプ大統領の側近はトルコが牧師を開放しないことで、トルコへ一段の経済圧力をかける可能性を示唆しており、ネガティブ材料が目立っている。

トルコリラの反発でも他の新興国通貨の買い戻しは比較的弱く、債券相場も反応薄。今日は、朝からドル全面高の中でトルコリラは売られ気味。昨日の上昇はだれかが、意図的に作った相場ではと疑いたくもなる。

そして、円相場はいつもながら日本株連動型で面白くもなんともない!