2018年8月3日（金曜）欧州・米国市場序盤の動き
結局は、CAD＋AUD＋JPYは強く、EUR＋GBPの上昇は一時的で通貨間で強弱混在。
欧州市場は、カーニーBOE総裁の「合意なきブレグジットの可能性は不快なほど高い」、「ブレグジットのシナリオ次第では利下げが必要となる可能性」との発言＋ユーロ圏PMI＋弱い英PMIに一時ドル買い（EUR＋GBP売り）が強まる。
中国人民銀行が、人民元売り・外貨買いの為替先物取引の準備金率を0.0→20.0％に引き上げることを発表。資金流出防止の強化策によりUSDCNHは6.8850台→6.8260台へ急落。USDJPYも上値が重くなり111.50台へ下落し、ドル売りの流れをリード。
中国は米国からの輸入600億ドル相当に報復関税を課す対象リストを発表、米中間の制裁関税のかけ合いに市場の不安感はぬぐい切れず。中国株は値を下げ中国の株式市場の時価総額が日本を下回り、世界第3位へと一時陥落。USDCNHが続落する中で、リスク回避の円買いの流れが続く。
米貿易赤字額はほぼ予想通りながら、対中赤字が0.9％増加、対日赤字は－3.4％、対EU赤字は12.4％減。
米雇用統計前から為替相場は上下変動が続いていたが、米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想外に伸びず、ドル売りへと反応。直後はドル売りが強まり、カナダ貿易赤字額は予想外に減少しカナダドル買いが強まる。
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16:55 GER 7月 総合PMI・確報値＝55.0（予想55.2 前回55.2）、サービス業PMI・確報値＝54.1（予想54.4 前回54.4）→ 予想を下回る
17:00 EUR 7月 総合PMI・確報値＝54.3（予想54.3 前回54.3）、サービス業PMI・確報値＝54.2（予想54.4 前回54.4）
17:30 GBP 7月 総合PMI・確報値＝54.3（予想54.9 前回55.2）、サービス業PMI・確報値＝53.5（予想54.7 前回55.1）→ 予想外に弱い数字
18:00 EUR 6月 小売売上高＝前月比0.3％（予想0.4％ 前回0.0→0.3％）、前年比1.2％（予想1.4％ 前回1.4→1.6％）
21:30 USD 7月 雇用統計： 失業率＝3.9％（予想3.9％ 前回4.0％）、非農業部門雇用者数＝15.7万人（予想19.3万人 前回21.3→24.8万人）、労働参加率＝62.9％（予想63.0 前回62.9％）、平均時給（時間当たり賃金）＝（予想 前回26.98ドル、平均時給＝前月比0.3％（予想0.3％ 前回0.2→0.1％）、平均時給＝前年比2.7％（予想2.7％ 前回2.7％）、平均週間労働時間＝34.5（予想34.5 前回34.5→34.6）→ 非農業部門雇用者数は前回が上方修正されるも、予想下回りドル売りが強まる。
21:30 USD 6月 貿易収支＝－463億ドル（予想－465億ドル 前回－431→－432億ドル）→ 予想より赤字額が拡大へ
21:30 CAD 6月 国際商品貿易＝－6.3億ドル（予想－23.0億カナダドル 前回－27.7→－27.2億カナダドル）→ 赤字額が予想外に減少しカナダドル買いが強まる
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