2018/08/15

2018年8月15日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年8月15日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価-151.86(-0.68%)と弱く、上海総合も-49.72(-1.79%)と中国株の下げ幅が目立っている。

為替市場は、EURUSD、GBPUSDの主要通貨に対してもドル買いが強く、AUDUSDとNZDUSDも軟調な資源価格に前日の安値を更新し下落。昨日ドル売りの流れの中で一人頑張っていたCADも今日は売りへと変化しUSDCADは上昇。

USDTRYは-0.08%、TRYJPYは-0.17%と小幅な下げにとどまり、新興国通貨の動きも緩慢。ただ、傾向としてUSDCNHは上昇傾向にあり6.9170台と前日比で0.35%程度の上昇で1年3か月ぶりの高値で人民元安が目立っている。

USDJPYは、トルコリラの反騰と米株高に111.00円の壁を上抜け一時111.43まで上昇。東京市場に入り日本株安のかなで、111.17まで値を下げるも底堅い動きが続いている。テクニカルでは、短期~中期はドル売りからドル買いへと変化、長期のドル買い圧力は変わらず。ただし、111.50の壁は厚そうでこの水準を超えられるか注目。

EURUSDは、不思議で「リラ売り=ユーロ売り」の流れは、昨日、「リラ買い=ユーロ買い」の連動制はなく、逆に底値を割り込む動きへ。イタリアの政治的混乱や英国がハードブレグジットのリスクを意識しているのか不明ながら、短期・中期・長期とEUR売りの流れは変わらず。