2018/08/06

週明けのアジア市場を見て思うこと

週明けのアジア市場を見て思うこと

「暑い日はどこかに消えてほしい!」と願いながらも、今日の電車はいつもより混み方は少なく「夏休み入り」を感じながら、日が短くなったことも実感できる今日の月曜日。
今日はカナダと豪州が休みだからということはないが、市場全体に夏休みムードが強く、経済指標や発言の予定もほとんど無い。

ただし、市場を取り巻く状況は複雑であることに変わりない。

◎米国と中国では新たな通商問題を巡る制裁・報復関税の掛け合い実施のリスク、

◎米国とイランでは、今日16日は核合意離脱後の制裁猶予の期日到来・再開のリスク、米国とトルコの通商問題を巡る制裁・報復と、米牧師問題を巡る対抗措置の掛け合いのリスク、

◎国連は北朝鮮が安保理制裁違反と批判し、ボルトン米大統領補佐官は「米国は非核化に向けた北朝鮮の言葉をそのまま受け取るほどお人よしではない」と言う。

◎サウジアラビアが在サウジのカナダ大使館の人権問題に絡んだ批判に対抗し、貿易・投資などの凍結と、在カナダ大使の召還を発表したことで、週明け月曜日の早朝から一時カナダドル売りが強まっていた。

◎そして、肝心の日米間では、9日と10日に日米新通商協議が控えており、ドル円相場では円高リスクを残しながらも決め打ちできず。このように、市場を取り巻く環境は複雑で油断できず。