2018/08/05

今週の主な材料(8月6~10日)

今週の主な材料(8月6~10日)

怒涛の勢いで重要なイベントが連なり結局はドル買い+円買いへと動いた先週の為替相場。今週の為替相場は酷暑の中で夏休み入りか? と思いきや! 今週の10日(金曜日)は「スパー・フライデー」と名付けても文句を言われないほど重要なイベントが控えている。

もっとも、古くて新しい相場変動の要因は、トランプ節で米国の対中制裁関税の実施の有無と、中国の対米報復関税の有無。ポンドにとってアキレス腱となっているブレグジット交渉の動きだが、今は英議会が長期夏休み中でサプライズも期待できにくい。

では、8/10(金)にはどのような経済指標が控えているのだろうか? 金曜日に相場が動くことは間違いなさそう!

1.日米新通商協議の二日目の最終日で、米ワシントンで茂木経済再生相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表との間で新たな貿易協議(FFR)が開かれ、自動車輸入制限などが議論される可能性が高く、株価の変動と合わせ為替相場の変動要因へ。

2.日本の第2四半期GDP・一次速報値で、前回のネガティブな数字から強い数字が期待されている。

3.英第2四半期GDP・速報値で、前回よりやや強い数字が予想されている。

4.米消費者物価指数で、総合指数の前月比と前年比は前回より増加が予想されているがコアの予想は前回と変わらず。経済指標では米金利に直接影響を与えることもあり今週最大の関心事。

5.カナダの雇用統計で、残念ながら予想数字が入っておらず予想は不明。同時刻に米消費者物価指数の発表もあり、ある意味ではカナダドルに限定した影響力のある指標となっている。


それ以外でも、7日と9日を注目。

8/7(火)
米中間選挙予備選の後半戦がスタート
13:30  豪中銀 金融政策を発表、政策金利1.5%の据え置きは固いと思っているが、声明分で相場が動く可能性はいつもながら高い。

8/9(木)
日米新通商協議の初戦。
06:00  NZ中銀 金融政策発表、政策金利1.75%の据え置きは固いと思っているが、声明文で相場が動く可能性はいつもながら高い。
10:30  中国消費者物価指数、前年比予想は2.0%と前回1.9%を若干上回ると予想。


なお、詳しくは別表をご覧ください。

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