2019/12/08

今週の主な材料(12/9~12/13) 

今週の主な材料(12/9~12/13) 

言わずと知れたこと。11日のFOMC、12日の英総選挙、米中通商協議を巡る動きと、15日の第4弾の対中制裁関税発動の有無。それが全て。

それらを前にして、事前にどのような結果を予想し動きを期待するのか? 今週(一部来週)の為替相場の動きは大きく変わってくることは間違いない。

まず、11日のFOMCは、政策金利1.5~1.75%の据え置きでほぼ間違いないと思われる。仮に、利下げしたら素直にドル売りに変化することも間違いない。

12日の英総選挙は、過去予想を裏切る結果となることで有名なブレグジット。ただし、今回は与党保守党の勝利で間違いないだろう。結果として過半数を得ることができるかが問題で、この結果に素直に反応することも間違いなさそうである。

米中通商協議を巡る発言には、過去の教訓もあり「素直に反応すること」がベストでタイムリミットが迫る中で逆張りポジションは取りにくい。

15日の第4弾の制裁関税の発動だが、大前提とし米中間が完全に合意に達することは不可能と思われるも、12月、年末ぎりぎりで、トランプ氏は大統領選を強く意識し、習氏は香港・ウイグルをめぐり米国との対立や中国経済と国内向のアピールに、どちらが勝者か敗者を問わず、共になんらかの合意を結ぶことが必要ではないだろうか? そうなると「表面的な合意=15日の制裁延期」を期待したい。

しかしながら、相手がトランプ氏だけにサプライズがあることを強く意識する必要があり、そのために、ポジションをい一方向に傾けられないことも事実。

以下まとめてみると、

12/9(月)
日本のGDP・改定値

12/10(火)
ロウ豪中銀総裁発言
中国CPI
英貿易収支

12/11(水)
米CPI
米FOMC
パウエルFRB議長会見

12/12(木)
英総選挙
EU首脳会議
豪インフレ期待
独CPI・改定値
トルコ中銀
ECB理事会
ラガルドECB総裁会見
ポロズ・カナダ中銀総裁発言

12/13(金)
日銀短観
米小売売上高
米輸入物価指数

12/15(日)
米国は第4弾対中制裁関税の発動を予定

予定の詳細は別表をご覧ください。

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