2019/12/11

2019年12月11日(水)14:45時ごろの動き

2019年12月11日(水)14:45時ごろの動き

15日の制裁関税の延長期待が強いなかトランプ氏から明確な発表はなく、米FOMCを前にして今日も積極的に動けず。

NZDUSDは、NZの半期に一度の財政・経済政策を受け下落。「2020年の経済成長率見通しを下方修正し、インフラ投資を過去約20年で最大の水準に引き上げる計画を発表」。直後は買いへと動くも財務省は成長見通しを大幅に引下げた影響なのか不明ながら、NZD売りが強まる。

GBPUSDは、前日の米国市場で発表された英総選挙の調査会社ユーガブの最新予想では、保守党と労働党の支持率の差は28議席まで縮まり、今までの楽観的ムードは急変。米国市場で1.3215を高値に今日の早朝アジア市場では1.3107まで急落。なんとか1.3100の大台を維持していることで極端な動きは回避。GBPJPYも前日NY市場の143.66→早朝には142.55まで下落している。

USDJPYは、英国の対中制裁関税の延期期待もあり一時108.56まで上昇するも続かず、逆に108.67まで下落するもドル売りも続かず。結局108.67~86の19ポイントの動きで今日のFOMC待ちの展開へ。

日経平均株価は小幅安、上海総合は上下しながらも小幅高で推移。米10年債利回りは小幅低下、WTIも値を下げている。

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8:30    AUD 12月 ウェストパック消費者信頼感指数=95.1(予想 前回97.0)、前月比-1.9%(予想 前回4.5%)→ 前回を下回る

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【米中通商協議関連】
ナバロ米大統領補佐官
→ 米中通商合意や関税の問題についてはトランプ大統領に最終決定権がある。どのような決定があっても米国は非常にいい立場にある。大統領は関税を大いに好んでいる。

フリーランドカナダ副首相
→ USMCAをできるだけ早期に批准することはカナダの国益にかなう。米・メキシコ・カナダの3カ国はこの日、新協定の修正文書に署名した。カナダ政府は、正式承認で米国と歩調を合わせたい意向。

【英総選挙】
調査会社ユーガブの最新予測
→ 総選挙(下院定数650議席)で、ジョンソン首相率いる与党保守党は339議席を獲得して過半数を確保するものの、他の政党との差は28議席にとどまる見通し。11月27日時点では差が68議席としていた。

NZ政府景気対策
→ 11日に総額120億NZドルの新たなインフレ計画を発表。一段と政策金利を据え置き財政政策へシフトか。

NZの半期に一度の財政・経済政策
→ 2020年の経済成長率見通しを下方修正し、インフラ投資を過去約20年で最大の水準に引き上げる計画を発表。
〇2019/20年度の財政赤字は9億NZドルの見込み。5月の予算発表時の予想は13.13億NZドル。
〇ロバートソン財務相は、今年の成長見通し3.2→2.3%に引き下げたが、成長率は引き続き他のほとんどの国を上回っている。

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