2019年12月4日(水)23:15時ごろの動き
米中通商協議のポジティブ報道もあり、GBPUSD1.31台、EURUSD1.1100台へ急伸。米PMIと米ISM非製造業景況指数の結果待ち。
トランプ氏は「中国との交渉は非常に順調」と言い、関係筋の話として「米中貿易交渉について、第1段階の合意に盛り込む関税撤廃の規模で両国が合意に近づいている」と、ポジティブ報道に、株価は反発し、債券利回りは上昇。
為替相場は、米中通商協議に関するポジティブ報道に、GBPUSDが1.31台へと5月以降の高値を更新。EURUSDも1.1100の大台へと上昇するなど、ドル売りの流れが強まり、リスクオンの流れに逆に、USDJPYとUSDCHFは下げ止まり小幅反発へ。
ユーロ圏PMIの改定値は速報値を上回り、米ADP雇用統計は予想外に弱くドル売りの材料に。また、これから発表となる米PMIと米ISM非製造業景況指数の結果待ち。
USDJPYは、アジア市場の108.43をボトムに、ブルームバーグの米中通商協議に関するポジティブ報道にクロスでJPY売りが加速し、108.79まで値を戻すも、主要国でドル売りが強い影響なのか上昇幅は意外にも少ない。
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17:50 FRN 11月 総合PMI・改定値=52.1(予想52.7 前回52.7) 、サービス業PMI・改定値=52.2(予想52.9 前回52.9)→ 予想と前回を下回る
17:55 GER 11月 総合PMI・改定値=49.4(予想49.2 前回49.2)、サービス業PMI・改定値=51.7(予想51.3 前回51.3)→ 予想と前回を上回る
18:00 EUR 11月 総合PMI・改定値=50.6(予想50.3 前回50.3)、サービス業PMI・改定値=51.9(予想51.5 前回51.5)→ 予想と前回を上回る
18:30 GBP 11月 総合PMI・改定値=49.3(予想48.5 前回48.5)、サービス業PMI・改定値=49.3(予想48.6 前回48.6)→ 予想と前回を上回る
22:15 USD 11月 ADP雇用統計=前月比6.7万人(予想14.0万人 前回12.5万人)→ 予想と前回を大幅に下回る
22:30 CAD 第3四半期 労働生産性=前期比0.2%(予想0.2% 前回0.2%)
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【米中通商協議関連】
トランプ大統領
〇中国との交渉は非常に順調
関係者(ブルームバーグ)
〇米中貿易交渉について、第1段階の合意に盛り込む関税撤廃の規模で両国が合意に近づいている
〇トランプ米大統領の米中合意を急がない姿勢は交渉の行き詰まりを意味すると受け取られるべきではないと述べ、大統領の3日の発言はその場の思い付き。
中国外務省
〇米国のウイグル人権法案、米中の重要分野での協力に影響及ぼす。正当な権利と国益を守るため必要な対抗措置講じる。
〇米国との通商協議、時期的なメドや期限を設定せず
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