2019/12/19

2019年12月19日(木)15:30時ごろの動き

2019年12月19日(木)15:30時ごろの動き

市場はクリスマス相場に動きは緩慢。米下院はトランプ大統領の「議会妨害」と「権力乱用」の二つの条項で弾劾訴追決議案を可決し上院で弾劾裁判へと移行。日銀は期待通り政策金利の据え置を決めた。為替相場は強い雇用統計を反映しAUDの一人勝ち状態。

日経平均株価は前日比-69.58安で終了し上海総合も下落へ。原油価格(WTI)は60.90台と上昇傾向を維持。米10年債利回りは弱く一時1.904%まで値を下げて1.916%近くで推移。

為替相場は、豪州の失業率は低下し、新規雇用者数も予想外の増加したことでAUDUSDは0.6850→80までフライングぎみに急伸。0.6860台まで値を下げるも再び0.6880を試すなど、強さが目立っている。

NZのGDPは前年比2.3%と強くでるもNZD買いの動きは見られず、むしろAUDUSDの上昇に連動した動きとなり一時0.6596まで上昇するも上値も限定的。

USDJPYは、またも仲値の109.68を高値に上値は重く、結局は109.53~68の狭いレンジ相場へ。

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6:45    NZD 11月 貿易収支=-7.53億NZドル(予想-7億NZドル 前回-10.13→-10.39億NZドル)、輸出=前月比52.3億NZドル(予想51億NZドル 前回50.3→50.1億NZドル)、輸入=前月比59.8億NZドル(予想58億NZドル 前回60.5億NZドル)

6:45    NZD 第3四半期GDP=前期比0.7%(予想0.5% 前回0.5→0.1%)、前年比2.3%(予想2.3% 前回2.1%)→ 前年比は予想通りで前回を上回る

9:30    AUD 雇用統計: 失業率=5.2%(予想5.3% 前回5.3%)、新規雇用者数=3.99万人(予想1.5万人 前回-1.9→-2.48万人)、フルタイム雇用者数=4200人(予想 前回-1.03万人)、パートタイム雇用者数=35700人(予想 前回-8700→-14300人、労働参加率=66.0(予想66.0% 前回66.0%)→ 失業率は低下し、新規雇用者数も予想外の増加となるが前回は下方修正へ。パートタイム雇用の増加が目立つ。

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日銀金融政策決定会合
〇金融政策の維持を決定。長短金利操作付き量的・質的緩和の枠組みによる現行の政策運営方針の維持を賛成多数で決めた。
〇景気の先行きについて、金融緩和や積極的な政府支出を受け、内需は増加基調をたどるとの判断を示した。
〇金融政策運営は、現行のマイナス0.1%の短期政策金利と「ゼロ%程度」の長期金利目標を維持するとともに、ETFと不動産投資信託(J-REIT)の買い入れ方針も据え置いた。前回10月の会合で修正した政策金利のフォワードガイダンス(指針)も維持し、引き続き緩和方向を意識した政策運営を行っていく姿勢を示した。

トランプ大統領の弾劾に関して
〇米下院、トランプ大統領の「議会妨害」と「権力乱用」の二つの条項で弾劾訴追決議案を可決。上院で弾劾裁判へ。(賛成票を投じた共和党議員は皆無)
〇トランプ氏は、次の段階への準備ができており、上院弾劾裁判で完全に潔白を証明できると確信。

ブレグジット関連
〇スコットランド自治政府首相でもあるスタージョン氏は11月、21年の選挙でSNPがスコットランド議会を制すれば、住民投票を実施する「民主的な委任」を付託されたことになると発言している。
〇分裂の危機に追い込むかもしれない。イングランド、スコットランド、ウエールズ、北アイルランドという連合王国の解体だ。

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