2019/12/27

2019年12月27日(金)23:30時ごろの動き

2019年12月27日(金)23:30時ごろの動き

長いクリスマス休暇明けの欧州市場。欧州株は総じて強く、債券利回りは軟調に推移。為替市場はGBP+EURの上昇を主にドルは全面安で、逆にJPY+CHFは弱くJPY安相場。

米価先物も強く現物株は続伸、米債利回りは10年、2年債共に軟化。

特に材料は見当たらないものの、クリスマスの長期休暇前のリスク回避に調整した巻き戻しが、GBP+EUR+AUD+NZDの買い戻しの一因に。為替相場は、リスクオンの流れが続いており、JPY+CHFの弱さが続く。

USDJPYは、米中通商協議の進展、ブレグジットの進展、株高の流れにUSDJPYストレートではレンジ相場を抜け出せずにいるが、クロスではJPY売りが続いており、底値を固くしている。今日は、早朝の109.60台を高値に一時109.43まで下落。結局は109.45~55の10ポイントレンジの安定相場。

GBPUSDは、2020年末にEU離脱期限となることを懸念した動きにGBPUSDは1.2905まで下落した反動が強く出て、今日の欧州市場はアジア市場の安値1.2969→1.3106近辺まで上昇している。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ホルツマン・オーストリア中銀総裁
〇2020年は英国のEU離脱問題が再び懸念要因になり、ECBが政策金利をプラスに引き上げられることはない。
〇英国のEU離脱後の移行期間の期限を迎える来年12月に懸念が再び高まると予想。
〇英とEUの将来の関係について交渉する時間は乏しく、交渉の結果はオープンだ

中国人民銀行は預金準備率の引き下げ観測が広まる。
〇今週李克強首相が、中小企業の借り入れコスト引き下げに向け、預金準備率の「目標を絞った」引き下げなど追加措置を検討する方針を示した。

ECB月報
〇ユーロ圏を除く世界の実質GDPは2019年上半期に弱含んだが、年末にかけては安定化の兆候が見られる。
〇中銀預金金利の追加利下げを見込んでいな
〇2019年成長は1.2%、2020年は1.1%、2021年と22年は1.4%に