2019年12月12日(木)15:30時ごろの動き
今日の欧州市場でラガルド新ECB総裁のもとでどのような変化があるのか? それともないのか。そして、英総選挙の結果は期待通り与党保守党が過半数を維持して勝利することができるのか? 15日の制裁発動でトランプ氏がどのような結論をだすのか?
日経平均株価は一時水面下となるも反発し小幅ながら上昇。上海総合は伸びきれず小幅安で推移。ダウ先物は小幅高。
とりあえずFOMCは終了。期待通りの金利据え置き「米経済は緩やかな成長が続き、雇用も底堅く拡大」とあり、ドットチャートは2020年末までの金利据え置きを示唆。為替相場は、主要通貨でドル売りへと動いた流れを維持しながらも、今日のECB理事会と英総選挙、そして、15日の制裁発動の有無がはっきりせず、積極的に動けず。
ただし、個人的には引き続き、何等かの合意をし、制裁を延期することを期待している。もし、期待を裏切る結果となればそれこそ、リスク回避の安全資産会=リスク資産売りになるがその可能性は低く、むしろ制裁延期=緩やかなドル売り(除くJPY)の可能性も意識。
一方、英総選挙は、与党保守党の勝利を意識しながらも、どの程度の議席を得ることができるのか? それ次第。
AUDUDの上昇、NZDUSDの底堅さ、USDCADの上値の重さを見ると、この流れの継続を期待したくなる。
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8:50 JPY 10月 機械受注=前月比-6.0%(予想0.7% 前回-2.9%)、前年比-6.1%(予想-1.7% 前回5.1%)
9:00 AUD 12月 消費者インフレ期待=4.0%(予想 前回4.0%)
9:01 GBP 11月 RICS住宅価格指数=-12.0%(予想-5.0% 前回-5.0→-6.0%)
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【米中通商協議関連】
トランプ大統領
〇15日に追加関税を発動するかを巡り、通商・経済顧問らと12日に協議する可能性が高い。
【英総選挙関連】
〇投票時間は12日0700GMT(日本時間12日午後4時)から2200GMT(13日午前7時)まで。
〇出口調査結果が2200GMT(13日午前7時)に公表され、通常日本時間午前8時までに最初の2選挙区の結果が判明し、大半は日本時間21時~22時の間。
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