2019/12/28

2019年12月28日(土)昨日27日、海外市場の動き

2019年12月28日(土)昨日27日、海外市場の動き

欧米と勢ぞろいしたクリスマス休暇明け、本格的な始動はドル売りの流れが止まらず。

株高の流れは、アジア・欧州市場と続くも米国市場では上げ渋り、Nasdaqは小幅低下。米10年債は1.9%の高値から一時1.868%まで軟化。

為替相場は、クリスマス休暇前のポジション調整の巻き戻しの反動も加わり、ドルは全面安で、特にAUDUSD+NZDUSDは200日MAを上抜けしてから上昇傾向は止まらず、7月下旬の高値水準近くへ到達。

GBPUSDは、フォンデアライエン欧州委員長も「残された時間がわずかしかないことを深く憂慮」と発言するなど、2020年末でEU離脱を懸念する声は強い。その中でアジア市場の1.2969をボトムに米国市場では1.3117まで上昇と、13日の高値1.3515→23日の安値1.2901の1/3近くまで値を戻している。

EURUSDも1.1100の大台割れをボトムに終盤にかけては1.1188まで上昇、終値ベースでは11月4日以来の高値に上昇。USDCADも一時1.3086まで下落と、10月29日以来の高値圏で推移。ECB月報では年末にかけては安定化の兆候が見られ、「中銀預金金利の追加利下げを見込んでいない」とある。

USDJPYは5週続けて200週MA109.74を上限として伸び悩む動きが続いている。今日もアジア市場の109.68を高値に米国市場の終盤には、米株の伸び悩みと米債利回りの低下と共に一時109.39まで値を下げるも何とか下げ止まっている。

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フォンデアライエン欧州委員会委員長
〇残された時間がわずかしかないことを深く憂慮
〇短期間に全ての交渉が実現可能であるかどうか、英国とEUはいずれも真剣に自問する必要がある。
〇必要に応じて移行期間の延長で合意する必要があるだろう
〇欧州の競争力を促すため、EUは競争法の規制を改定する

ノバク・ロシアエネルギー相
〇OPECプラス」が協調減産を終了することを2020年に検討する可能性がある
〇減産に関する限り、無期限のプロセスではないということをもう1度言っておく。市場シェアを維持し、企業が将来のプロジェクトを提供し、実行できるよう、終了の決定を段階的に下していかなければならない

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