2019/12/18

2019年12月18日(水)15:15時ごろの動き

2019年12月18日(水)15:15時ごろの動き

日経平均株価は下落し、上海総合は上下しながら大きな変化は見られず。米10年債利回りは小幅低下。為替相場は小幅ながらドル買いへ。変動率は低いままで、USDJPY+AUDUSD+USDCADは小幅な変動の中、前日終値とほぼ同水準で推移。

市場のセンチメントは米中通商協議の第一弾合意の署名が1月に行われても、結局のところ新たな火種は消えずと判断しているのか? 英総選挙の与党保守党の大勝にも、ジョンソン英首相の年内の移行期間終了を示唆し、ハードブレグジットのリスクを意識したのか?

個人的には共に、ポジション巻き戻しの言い訳に使われている可能性は否定できず。トランプ大統領の弾劾決議案(19日午前中に採決)を意識しているようには感じられず。

USDJPYは、日本の貿易収支は赤字幅が予想を下回るも、赤字を脱却出来なかったが、USDJPY相場の影響は見られず。仲値に向けたドル買いと終了後のドル売りの流れだけが目立ち、クロスでJPY買い戻しに109.50超えが重い展開となっている。

GBPUSDは、週明けの英総選挙後の上昇スタート地点を下回る。早朝の1.3134を高値に1.3100を割り込み軽いストップの売りに1.3072まで下落。戻り高値も1.3110が限界で上値の重い展開となっている。欧州市場の英CPI、PPIと米国市場の動きを確認するまでは積極的な買いの動きは期待できず。

EURUSDは、早朝の1.1154を高値に1.1130台と前日の安値圏まで下落してようやく下げ止まる。結局は1.1130~75のレンジを抜け出せず。先週金曜日の安値1.1112が次の下値ターゲットになるが、独IFO、ユーロ圏CPIの数字を気にしたい。

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6:45    NZD 第3四半期 経常収支=-63.51億NZドル(予想-63.18億NZドル 前回-11.06→-10.37億NZドル)、経常赤字のGDP比=-3.3%(予想-3.4% 前回-3.4%)
8:30    AUD 11月 ウェストパック景気先行指数=前月比-0.09%(予想 前回-0.07%→ -0.15%)

8:50    JPY 11月 通関ベース貿易収支=季調済-608億円(予想-564億円 前回-347億円)、季調前=-821億円(予想-3690億円 前回173→157億円)、輸出=前年比-7.9%(予想-8.8% 前回-9.2%)、輸入=前年比-15.7%(予想-12.8% 前回-14.8%)→ 予想外にマイナス幅が拡大へ


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ジョーダン・スイス中銀総裁
〇現時点で追加の利下げは必要ない

USMCA
〇米下院歳入委員会は17日、NAFTAに代わる新たな米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の修正文書について、発声投票を行い承認、19日の下院本会議の採決でも幅広い支持が得られる見通。
〇歳入委の承認により、トランプ米大統領が推進してきた新NAFTA締結への3年に及ぶ取り組みは、批准に向け前進する。
〇メキシコの上院は前週、同文書を承認している。
〇カナダ議会は来年1月27日まで再開しない。また、トルドー首相の与党・自由党は10月の総選挙で過半数を失い、法案の批准を得る上で野党との協力が一層必要になっている。

S&Pとフィッチ、英国格下げの警告を取り下げ
〇週の総選挙でジョンソン英首相が圧勝し、来年1月に合意なきEU離脱を強行するリスクが低下した。

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