2019/02/12

2019年2月12日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年2月12日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

米共和党のシエルビー上院議員は、国境警備予算を巡る協議で「原則合意」に達したとの報道もあり、日本株は500円超の大幅上昇、上海総合も一時の下げから回復し上昇傾向を維持。為替相場は総じて小動きながらドル高傾向を維持。(ただし、トランプ氏が求めるメキシコ国境の壁建設費57億ドルは盛り込まれず)

米中次官級貿易協議と閣僚級会議を直前に控えて、動きにくい状況が続く中で、日本株高もありUSDJPYは110.50を上抜け一時110.65まで上昇し、110.50近辺を維持し底堅い動きが続いている。

EURUSDは、1.2900を高値に上値は重く、欧州市場に入ると1.2700を割り込み下値トライを継続中。

GBPUSDは、14日を意識しているのか1.2860~85のレンジで動けず。



※※※※※※※※※※※※※※

9:30    AUD 12月 住宅ローン件数=前月比-6.1%(予想-2.0% 前回-0.9%)

9:30    AUD 1月 NAB企業景況感指数=7(予想4 前回2)、企業信頼感指数=4(予想3 前回3)

13:30    JPY 12月 第3次産業活動指数=前月比-0.3%(予想-0.1% 前回-0.3→-0.4%)

14:00    NZD 第1四半期 NZ中銀インフレ期待=前年比2%(予想 前回2.0%)


※※※※※※※※※※※※※※

米共和党のシエルビー上院議員は、国境警備予算を巡る協議で「原則合意」に達したと。トランプ氏が求めるメキシコ国境の壁建設費57憶ドルは盛り込まれず。国境警備予算を巡る協議で「原則合意」に達した。→ この報道を受け直後はドル買いが強まる。


米スタンフォード大国際安全保障協力センター(CISC)の調査報告書は、北朝鮮は米国との非核化交渉中も爆弾用燃料の生産を続けており、過去1年に核兵器を最大7個増やすのに十分な燃料を生産した可能性がある。一方で、北朝鮮が2017年以降、核・ミサイル実験を凍結していることを理由に、北朝鮮の兵器プログラムは17年末ごろと比べると脅威が低下したと結論付ける。報告書は「北朝鮮は核弾頭で確信を持って米本土に到達させることはできない」としているが、北朝鮮の核兵器は日本や韓国にとっては真の脅威である。


ボルカー元FRB議長、トランプ大統領の大幅減税と支出拡大について、政権の透明性欠如を浮き彫りにしていると指摘。「大規模な減税法案を強行通過させた。12月31日の夜中に審議なしで通過させるべきではなかった」と語った。トランプ氏は2017年12月22日に税制改革法案に署名し、法人税率を35%から21%に引き下げた。法案に関する公聴会はまったく開かれずに成立した。

英フォックス国際貿易相は、英国経済の成長鈍化はブレグジットと信じているが、欧州経済の鈍化見通しは中国のような成長鈍化と無縁ではない。

英議会の財務特別委員会は12日、ハモンド財務相が示した2020年代半ばの財政黒字化計画について、同相が昨年に公共支出の手綱を緩めたことから信頼できなくなったとの見解。ハモンド財務相は3月13日に春期財政報告書(予算修正計画)を発表する。


※※※※※※※※※※※※※※