2019/02/25

2019年2月25日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年2月25日(月)アジア・欧州市場序盤の動き

共に延長!  トランプ大統領は「3月1日予定の中国製品への関税引き上げを延期」することを表明。報道ではメイ首相は「離脱協定案の是非を問う英議会での採決を2月27日から、3月12日まで延期する方針」、さらに「EU離脱日を最長で2カ月延期する案を検討している」とある、また一部では「ブレグジットが2021年まで延長の可能性」との報道も週末にあった。

日本株の小幅高に反して中国株は、米国が中国製品の追加課税を延期し、中国政府は民間企業の支援策を発表し急伸、上海総合指数は+5.6%と2015年8月以来の大幅上昇。そして、米債利回りは上昇を続けている。ただし、先週末のFRB金融政策フォーラムでは「FRBも日銀の十八番のYCCを検討も?!」

USDJPYは、米中通商協議とブレグジット協定の採決(+離脱期限の延期の可能性も)延期される中で、中国株と米金利は上昇し円売り要因に一時120.86まで上昇するも続かず。富国生命はFRBのハト派転換による円高に備えて外債の為替リスクヘッジと報道も実は気になる。また、リスクが高まればそれなりに円買いが強まることも予想される。また、現時点では積極的に円を買い材料も現時点では特に見当たらないが、先週末のFRB金融政策フォーラムでは「FRBも日銀の十八番のYCCを検討も?!」との報道もありどうしても気になってしかたがない。

GBPUSDは週末にすでに、①離脱協定案の是非を問う英議会での採決を2月27日→3月12日まで延期する方針、②EU離脱日を最長で2カ月延期する案、③EU離脱日21カ月延期を検討」と流れ、週明けのオセアニア市場でGBP買いからスタートするも結局はアジア市場では1.3050~76の狭いレンジで推移。欧州序盤に1.3100近辺まで上昇するも力は弱い。基本などのような決定が最終的なものなのかを見極める必要もあるが、結果として「合意なきEU離脱」は避けられることが期待され、GBPプラス要因。