2019/02/10

今週の主な材料(2月11~15日)

今週の主な材料(2月11~15日)

今週は経済市場の発表が多数控えている。特に第4四半期のGDP、直近1月の消費者物価指数が多く、それと、金融政策ではNZ中銀の発表が控えており、先週弱いNZ雇用統計でNZD売りが一時強まったこともあり、今後のハト派への変化の可能性も意識。

それと、イベントでは2月14日~15日にかけて重要な決定が下される可能性も気になる。米中ハイレベル通商協議(2月14日~15日)が北京で開催される。3月1日米中通商協議を延期する可能性も残るが、期限までに追加関税を阻止することができるのか? 

ちょっと先となるが、米朝首脳会談は2月27日~28日にベトナムのハノイで開催される。2月14~25日の米中ハイレベル通商協議で合意を得て、可能性は非常に低いと思われているが、米朝首脳会談と合わせて米中首脳会談が開催され、3月1日の米国の対中追加関税が阻止できることになれば、リスクオンの流れが強まることだろう!?

また、米政府機関の暫定合意の期限(2月15日)となるが民主党とメキシコとの壁でなんらかの合意を得ることができるのか、それとも、非常事態を宣言し強硬突破を計り市場に波乱要因をまき散らすのか? レッドサム英議会下院議長は、EU離脱に関する動議を討議する方針(2月14日)とある。3月29日の離脱期限が延期されるのか? 


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

以下、今週特に注目する材料

2/11(月)
英第4四半期GDP・速報値は、前年比予想1.4% 前回1.5%と小幅な低下が予想されている。

2/12(火)
カーニーBOE総裁発言(ロンドンで)、パウエルFRB議長発言(ミシシッピーで、農村の貧困について)→ テーマからはとくに期待はしていないが。

2/13(水)
NZ中銀(BONZ)政策金利1.75%の据え置きを予想、オアNZ中銀総裁の記者会見、第1四半期 2年インフレ期待発表。7日発表の雇用統計で失業率が上昇、就業者数が減少、労働参加率も減少したこともあり、豪中銀がハト派へと変化したこともあり、弱気ムードが強いことは確か。「sell the rumor buy the fact」になる可能性も。

英CPIは、前年比予想2.0% 前回2.1%、コア前年比予想1.9% 前回1.9%と以外と強そう。

米CPIは、前年比予想1.5% 前回1.9%、コア前年比予想2.1% 前回2.2%と、前年比の下落幅が大きい予想となっている。

2/14(木)
日本第4四半期GDP・速報値は、前年比予想1.4% 前回-2.5%と大幅な改善が予想されているが、いつもながらインパクトは期待していない。

独第4四半期GDP・速報値は、前年比予想0.8% 前回1.1%と、政府予想通り減速が予想されているが、基本は織り込み済み。

中国1月貿易収支、予想320億ドル 前回570.6億ドル、予想2359.5億元 前回3949.9億元と、ドルベース・人民元ベース共に大幅な低下が予想されている。

2/15(金)
中国1月CPIは、前年比予想2.0% 前回1.9%と小幅ながら上昇が予想されている。


詳細は別表を!
※※※※※※※※※※※※※※※※
X