2019/02/28

2019年2月28日(木)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年2月28日(木)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

ライトハイザ+パウエル両氏の発言+インド・パキスタンの緊張の高まり。

◎ライトハイザーUSTR代表は議会で、①「米中の通商問題は非常に深刻で、中国が米国製品の購入を増やすだけでは不十分」と言い、②「中国が過去に為替操作をしていたことは明白。交渉の場で通貨切り下げ防止を要求」。そして、③「日本を含むアジア各国には為替で問題がある」という。

◎パウエルFRB議長は下院議会証言で、「バランスシート計画について合意が近い、まもなく何らかの発表を行う予定」とし、次のFOMCで何等かの発表を期待。

◎パキスタンとインド、互いに軍機撃墜か 報復激化の恐れのリスクが高まる。

米株は下落幅を縮小しダウは小幅安ならが、Nasdaq&S&P500は前日とほぼ変わらず。一方、米債利回りは上昇幅を拡大、原油価格も上昇する中で、VIXは続落。為替相場はGBP高+USD高で、AUD+NZD+JPYの下落が目につく。

USDJPYは、インド・パキスタンの緊張の高まりに一時110.36まで下落するも、欧米市場では米株が値を戻し+米債利回りの上昇も加わり、短期的な円ロングも巻き戻しもあり、前日の高値110.89を上回り、111.00も超え高値111.08まで上昇、高値圏で推移中。ただし、ライトハイザーUSTR代表の「人民元利下げ防止を要求」、また、「日本を含むアジア各国にはかわせで問題がある」発言は気になる。

USDCADは、原油高+CPIの好感を受け一時1.3118まで下落、ドル高の中で一時1.3160台まで値を戻すもCAD高で推移。

EURUSDは、ユーロ圏景況感に強さが見られずEURGBPの売り(-0.57%と下落)の影響や、欧州委員会が「イタリアが経済不均衡に直面し、政府の政策が事態を悪化させている」と非難。EURUSD1.14台を維持できず1.1362まで一時軟化。

GBPUSDは、メルケル独首相の「英国のEU離脱延期、拒否しない」との発言。英国の合意なきEU離脱、離脱期限の一時的延長期待など、引き続き、今までたまったGBPショートの巻き戻しにGBP買い圧力は続いている。


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22:30    CAD 1月 CPI=前月比0.1%(予想0.2% 前回-0.1%)、前年比1.4%(予想1.5% 前回2.0%)、コア前年比1.9%(予想 前回1.9%)、コア中央値=前年比1.8%(予想 前回1.8%)、コアトリム=前年比1.9%(予想1.9% 前回1.9%)→ 総合の前月比は2週連続のマイナスから脱却、前年比は予想を下回るがコアは変わらず


0:00    USD 12月 製造業新規受注=前月比0.1%(予想0.5% 前回-0.6→-0.5%)、除く輸送前月比1.2%(予想 前回1.2%)

0:00    USD 12月 耐久財受注=前月比1.2%(予想 前回1.2%)、除く輸送前月比0.1%(予想 前回0.1%)

0:00    USD 1月 住宅販売保留件数=前月比4.6%(予想0.8% 前回-2.2→-2.3%)、前年比-3.2%(予想-4.6% 前回-9.8→-9.5%)

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