2019/02/05

2019年2月5日(火)4日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年2月5日(火)4日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

小幅ながら、株高、債券利回り上昇、為替相場はドル高を維持。

米中通商協議、ブレグジット発の材料もサプライズは見られず、新たな材料待ちの状態が続く。ユーロ発の経済指標、米国発の経済指標も強さは見られず。為替相場は全体的に平穏で緩やかながらドル買いが続いている。

現時点では、米10年債利回りは2.72%、2年債も2.53%と前日から上昇。ダウは弱含みでスタートするも0.7%近くの上昇を維持、Nasdaq1.15%、S&P0.68% 近くと上昇傾向を維持している。

USDJPYは、米債利回りの上昇もあり110円台を達成、さすがに幅広いドル売りに継続できないが、109.80台をボトムに円売り圧力を維持。

EURUSDは、アジア市場の1.1460をトップに、米国市場に入り、独財務省報道官は、景気減速が税収に影響を及ぼしているとネガティブ発言も。前日の安値1.1430台を割り込み1.1425まで値を下げるも、積極的な売りは見られず、1.1430台で推移。特に材料は見当たらず。

GBPUSDは、ブレグジット関連の材料に、デロイトは英大手企業の財務面でのリスク選好度は約10年ぶりの水準まで低下と警告。EU側のバルニエ首席交渉官はバックストップを含む離脱協定案の再交渉を行なう意向はないと強気発言。全体的にはサプライズ発言も見られず、1.3029~1.3103のレンジで上下しながら、終盤にかけてはGBP売りが強まっている。

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0:00    USD 11月 製造業新規受=前月比-0.6%(予想0.2% 前回-2.1%)、除く輸送機器・前月比-1.3%(予想 前回0.2%)、→ 予想を下回る

0:00    USD 11月 耐久財受注・確報値=前月比0.7%(予想1.5% 前回0.8%)、除く輸送機器・前月比-0.4%(予想0.0% 前回-0.3%)、→ 予想を下回る

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【北米】
ハセット大統領経済諮問委員会(CEA)委員長、力強い労働市場や設備投資の拡大、生産性の向上を背景に、米国の賃金上昇率が今年は4%超に加速すると予測。雇用拡大は2019年も成長のモメンタムが続いていることを示唆。我々は間違いなく中国と協議に向かっている。

フィッチは、FRBのバランスシートは2020年にかけて縮小するだろう

【欧州】
ノボトニー・オーストラリア中銀総裁は、ECBはデータに基づいて政策判断をする。コアCPIは上昇するだろう。

メルシュECB専務理事=ユーロ圏の金融バブル対策について、現在、おおむね各国当局の手に委ねられているが、ECBは金融安定で発言権を強化すべき。

メルケル独首相は、日欧EPA発行は世界への重要なシグナル。互いに中国との関係が密接な日独協力が重要。

独財務省報道官(3日付のビルト紙)は、景気減速が税収に影響を及ぼしている。数年以来に財政赤字に陥る可能性を指摘。歳出を抑制しない限り税収減や公的部門の賃金増で2023年までに250億ユーロの財政赤字に陥る可能性があると

日独首脳会談は、機密情報の交換を容易にする「情報保護協定」を締結することで大筋合意。

大手会計事務所デロイト、英大手企業の財務面でのリスク選好度は約10年ぶりの水準まで低下した。「最も強硬なブレグジットや米国の保護主義強化への懸念が背景にある。

EU側のバルニエ首席交渉官は、英・アイルランド国境問題に関するバックストップ(安全策)を含む離脱協定案の再交渉を行なう意向はない。ただ、ブレグジット後の移行期間にバックストップの代替措置を模索する可能性はある

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