2019/02/21

2019年2月21日(木)昨日20日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2019年2月21日(木)昨日20日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

為替相場は、「米中通商協議」、「ブレグジット交渉」、「FOMC議事要旨」と、一日を通じて終わってみれば動きは緩慢。

①米中通商協議では、トランプ大統領は、「通商協議はうまくいっており3月1日の合意期限の延長について検討を示唆」と交渉へ期待が強まる。ただし「EUと交渉で合意できなければ関税を課す」とEURにとってはネガティブ。②ボレル・スペイン外相は、「EUと英国の新たな離脱合意がブリュッセルでまとまりつつある」と言いGBP買いへと動き。③FOMC議事要旨では「バランスシート縮小を年内に停止することで当局者の認識が幅広く一致するも、年内の追加利上げの是非については明確な見解」は示さず。市場の反応か米金利の上昇=ドル買い戻しへ。

原油価格は一時57.55ドルまで上昇するなど底堅く推移。米株は上下変動しながらもFOMC議事要旨発表後に小幅高で推移し米債利回りは小幅高で推移。

為替相場は、終わってみれば前日終値の水準から大きくかけ離れることはなく小幅な変動にとどまっている。GBPUSDは欧州市場で与党保守党から離脱組がでるなど、メイ首相・ユンケル欧州委員長との会談待ちの中で、1.3011をボトムに1.30の大台を維持しながら、ボレル・スペイン外相のブレグジットの新たな離脱合意の期待感に一時1.3109まで上昇するも続かず、FOMC議事要旨発表語のドル買いの動きに1.3050台で推移中。

USDJPYは、前日の黒田日銀総裁のハト派発言の影響なのかは不明ながら、早朝の110.53をボトムに本邦勢の買いに仲値後には110.93まで上昇。欧州市場の序盤でも上値を試す動きが続くも111円の大台を達成できず。米国市場に入りJPYショートの巻き戻しや弱い米株に110.62まで下落するも、FOMC議事要旨を受けたドル買いに110.88まで再上昇。米中通商協議の行方も不透明で結局は110.50~00のレンジで方向感定まらず。


【トランプ大統領】
◎中国との貿易合意に関して言えば、3月1日は「魔法の期日」ではないと語った。進行中の米中交渉について「極めて複雑な協議だ」。「順調に進んでいる。これまで提言されたことをわれわれは全て求めている」。
◎トランプ大統領、5月下旬に日本を訪問し即位する新天皇と会見し、6月にG20首脳会談に出席のため再度来日の予定。
◎2月27日・28日にベトナムで2度目の米朝首脳会談。トランプ大統領は北朝鮮の核実験がない限り、非核化は急がない。
◎ライトハイザーUSTR代表、2月27日に米下院で中国との貿易について証言。

【ブレグジット】
◎英国のバークレーEU離脱担当相、離脱協定案で懸案となっているアイルランドとの国境問題について、代替案を推し進める。
◎ブルームバーグ、最大15人の英閣僚が合意なき英国のEU離脱となった場合、27日の議会採決で、3月29日の離脱阻止にむけ投票する可能性が出てきた。同閣僚は合意なきブレグジットに反対しており、合意が得られない場合はブレグジットの延期を望んでいるという
◎ボレル・スペイン外相(ブルームバーグ)は、EUと英国の新たな離脱合意がブリュッセルでまとまりつつある。EUはメイ英首相が議会の支持を取り付けることができるような合意の文言を模索。EUは協定案の再交渉を望まないが、満足のいく形で解釈や補足説明を行う可能性に言及。
◎英与党・保守党のEU残留派の議員3人が20日、政府の「破滅的なブレグジット対応」に反発して離党し、今後、労働党を離党した7議員が立ち上げた新会派に合流。
◎ハント英外相、英国のEU離脱協定で、バックストップに単純な修正をすることで議会の承認を得られると英政府は確信。英国領北アイルランドとEU加盟国アイルランドとの国境で厳格な管理(ハードボーダー)を回避するための安全策について、議会の承認を得るために「単純で重要な修正」が必要

【FOMC議事要旨】
◎バランスシート縮小を年内に停止することで当局者の認識が幅広く一致するも、年内の追加利上げの是非については明確な見解は示さず。
◎多くのメンバーは今年金利を調整する必要があるか確信持てず。
◎年内の利上げの必要性で確信持てず。辛抱強い姿勢を続けている間に見通しがより明確になる。
◎貿易・財政・政府機関の閉鎖が懸念材料。
◎下振れリスクが強まり、世界及び中国の成長鈍化を懸念。労働市場は力強くインフレは目標付近。直近の家計データは強い。

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0:00    EUR 2月 消費者信頼感・速報値=-7.4(予想-7.7 前回-7.9)


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【北米】
中国の王外相、北京訪中の米代表団に 「米国は中国が発展し、繁栄する権利を尊重すべき」。

ライトハイザーUSTR代表、2月27日に米下院で中国との貿易について証言。
トランプ大統領、EUと交渉で合意できなければ関税を課す。

トランプ大統領、中国との通商協議はうまくいっているとした上で、3月1日の合意期限の延長について検討している。

トランプ大統領は、中国との貿易合意に関して言えば、3月1日は「魔法の期日」ではないと語った。進行中の米中交渉について「極めて複雑な協議だ」。「順調に進んでいる。これまで提言されたことをわれわれは全て求めている」。

2月27日・28日にベトナムで2度目の米朝首脳会談。トランプ大統領は北朝鮮の核実験がない限り、非核化は急がない。。

トランプ大統領は、北朝鮮の非核化を望むが急いではいない。早急な非核化実現を求めない考えを示した。同時に、北朝鮮への制裁は当面継続する

トランプ大統領、5月下旬に日本を訪問し即位する新天皇と会見し、6月にG20首脳会談に出席のため再度来日の予定。

FOMC議事要旨、バランスシート縮小を年内に停止することで当局者の認識が幅広く一致するも、年内の追加利上げの是非については明確な見解は示さず。多くのメンバーは今年金利を調整する必要があるか確信持てず。年内の利上げの必要性で確信持てず。辛抱強い姿勢を続けている間に見通しがより明確になる。貿易・財政・政府機関の閉鎖が懸念材料。下振れリスクが強まり、世界及び中国の成長鈍化を懸念。労働市場は力強くインフレは目標付近。直近の家計データは強い。

カプラン・ダラス連銀総裁、イールドカーブ低成長を示唆、世界的景気の減速は続く可能性がある。経済の不確実性を確認するため立ち止まるべき。

【欧州】
英国のバークレーEU離脱担当相、離脱協定案で懸案となっているアイルランドとの国境問題について、代替案を推し進める

ブルームバーグ、最大15人の英閣僚が合意なき英国のEU離脱となった場合、27日の議会採決で、3月29日の離脱阻止にむけ投票する可能性が出てきた。同閣僚は合意なきブレグジットに反対しており、合意が得られない場合はブレグジットの延期を望んでいるという

ボレル・スペイン外相(ブルームバーグ)は、EUと英国の新たな離脱合意がブリュッセルでまとまりつつある。EUはメイ英首相が議会の支持を取り付けることができるような合意の文言を模索。EUは協定案の再交渉を望まないが、満足のいく形で解釈や補足説明を行う可能性に言及。

英与党・保守党のEU残留派の議員3人が20日、政府の「破滅的なブレグジット対応」に反発して離党し、今後、労働党を離党した7議員が立ち上げた新会派に合流。

ハント英外相、英国のEU離脱協定で、バックストップに単純な修正をすることで議会の承認を得られると英政府は確信。英国領北アイルランドとEU加盟国アイルランドとの国境で厳格な管理(ハードボーダー)を回避するための安全策について、議会の承認を得るために「単純で重要な修正」が必要

【アジア・その他】
UBSグローバル・ウェルス・マネジメント、円は向こう1年間に5%上昇して1ドル=105円になると予測

黒田日銀総裁、現在の日銀による金融緩和政策が円安を引き起こしているとはいえない。

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