2019/02/26

2019年2月26日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

2019年2月26日(火)アジア・欧州市場序盤の動き

アジア市場の為替相場は相変わらず方向感を示せず小動き。

米中通商交渉の楽観的見通しと3月1日の追加増税延期の恩恵を受けた流れも続かず。日本・中国株は伸び悩み、米金利も低下気味。

今日の欧州市場では、19:00時に「カーニーBOE総裁、ラムスデンBOE副総裁、プリハBOE政策委員、ハスケルBOE政策委員 (2月のインフレ報告書に関する財務相の公聴会)」が、米国市場では24:00時にとても重要な「パウエルFRB議長 上院銀行委員会で半期に一度の議会証言」が控えており、どうも積極性に欠ける可能性が高い。ただし、市場はハト派期待を背負っているだけに、その予想に反した動きになればドル高が強まるリスクも。

目立ったのはGBPの上昇でGBPUSDは1.31の大台を維持。英議会は2月27日に協議期限の延長を求める修正動議を審査するとあり、3月29日の離脱延長を含めなんらかの合意がされる可能性を意識しているのか、GBPの買い戻しが根底で続いているように感じられてならなに。

一方、上昇傾向が続いたNZDUSDとAUDUSDも、特の米中から通商協議に関して追加のメッセージは聞こえてこないが、昨日トランプ大統領は「今後1~2週間以内に次のニュースが出るだろう」と楽観てきな観測は消えず、中国経済の低迷脱却を期待し高値圏で推移するも動けず。

USDJPYは前日111.20台へ駆け上った円売りも、株安+米金利の低下に円の買い戻しが強まり111.08→110.75まで下落。ただし、前日の安値110.50台を割り込む勢いも見られず。流れは底堅い展開を維持。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※