2018/04/12

2018年4月12日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年4月12日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

何が飛び出すかわからないトランプ大統領の言霊。軍事行動をとるといわれた24~48時間過ぎてもシリア軍事行動はなし、今度は「シリア攻撃は、直ぐかもしれないし、全く直ぐでないかもしれない。いつ実施されるかは決して言わない」とのツィートに、リスク回避行動の巻き戻しが強まり、株価は上昇し、円売りの流れが強まる。

ECB議事録は早期利上げ期待を削ぐ「緩和バイアス文言の削除について誤解すべきではない」と、独経済相月次レポートは「景気回復ペースは幾分鈍化」もあり、EURUSDは1.2310台まで続落、ただし、主要中銀はEUR圏の政府債の購入拡大とあり将来のEUR高の期待も変わらず。

GBPUSDは、デービスEU離脱担当相の「ブレグジットでも金融サービス部門の大半が無傷」との発言もあり、GBPJPYやEURGBP等のクロスでGBP買いの流れが強く、ドル買い戻しの中で1.4145~1.4218のレンジで上下し、前日の終値水準から離れず。

USDJPYは、凪の状態が続いた、アジア・欧州市場の序盤の動きとは様変わり。トランプ大統領のシリア攻撃の動きを不透明にした発言に、即時の軍事行動の可能性が不明となり、リスク回避の円買いから逆に円ショートの巻き戻しが強まり、107.30台まで上昇。クロスでも円は全面安。

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