2018/04/29

今週の主な材料(4月30日~5月4日)

今週の主な材料(4月30日~5月4日)

日本ではゴールデンウィークがスタート。今週は30(月)、5月3日(木)、4日(金)が祭日で日本勢が動きにくい状況となっていますが、海外勢主導で相場が動くことが多く、今週はFOMCと米雇用統計と最重要イベントも控えており連休前と後の相場状況が大きく変化する可能性に注目しています。

【今週の重要なイベント】
4/30 (月)独CPI、米PCE
5/1 (火)豪中銀金融政策
5/2 (水)FOMC、ユーロ圏GDP、NZ雇用統計
5/3 (木)ユーロ圏CPI
5/4 (金)米雇用統計、豪中銀四半期金融政策報告

今週は、歴史的な南北首脳会談も終わり、米朝首脳会談に向けてトランプ大統領を筆頭に米国の動きも気になります。また、今週のメインイベントの、2日(水)のFOMCと、週末4日(金)に発表の米雇用統計でどのような結果となっても、相場変動の材料となることは間違いありません。

FOMCは政策金利の下限1.5~上限1.75%の据え置きで間違いないでしょう。直近の関係者の発言では慎重な見方がある一方、利上げ避けられないとの意見が大半で将来の利上げ期待を残すことになりそうです。最新の「CMEのFedWatch Tool」では現行2.0~2.25%の確率が93.3%で利上げ確率は6.7%にとどまっています。9月26日のFOMCでは68.8%に上昇、12月19日のFOMCでは2.25~2.5%の利上げ確率が39.1%と強く年内後2回の利上げが市場のコンセンサスとなっています。

米雇用統計ではいつもながら、非農業部門雇用者数と平均時給の伸び率の変化が共に重要になっています。ちなみに非農業部門雇用者数の予想は19万人で前回10.3万人から増加が予想(予想値は15.2~25.5万人)されています。平均時給の前月比の予想は0.2%で前回の0.3%から低下を予想(予想値0.2~0.3%)しており、この予想値外の結果となれば相場が大きく動くことになりそうです。

先週は米10年債利回りが3.0%の大台に達し一時3.0334%まで上昇したことがニュースに取り上げられていましたが、先週末の終値は2.9568%と3.0%の大台で終了することはできませんでした。今週はこの米債の動きと、米国発の経済指標から、ISM製造業、ISM非製造業、雇用コスト指数を注目しています。


詳細は別表を参照

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