2018/04/25

2018年4月25日(水曜)昨日24日、海外市場の動き

2018年4月25日(水曜)昨日24日、海外市場の動き

米10年債が3.0%を達成する中で、米株は上昇からスタートすると逆にIT・ハイテク株を主に600ドル超と大幅安で終了。為替相場はドル買いの流れも一服し、EURUSD+GBPUSD+USDCADとドル売りへと変化、AUDUSD+NZDUSDはレンジ相場に入り、USDJPYは上昇から下落へと変化するも、直近の大幅なドル高の調整範囲を抜け出せず。

USDJPYは上昇から下落へと変化。米金利の上昇と欧米株高や、強いS&Pケースシラー住宅価格+FHFA住宅価格指数+CB消費者信頼感指数+新築住宅販売件数に、オプションカット、フィキシングにかけては109.20台まで続伸。武田がシャイアー修正買収提案の引き上げを検討、暫定合意近い」との報道もGBPJPYが152.60まで続伸し、USDJPYの買いをサポートへ。しかし、米金利が高止まりする中で、米株が売りへと変化し下げ幅が拡大、上昇スタート水準の108.80台へ逆戻りし108.70を割り込みと短期ストップを巻き込み108.54まで下落へ。ただし、108.50のポイントを維持し底堅さは変わらず108.80台へ。

EURUSDは弱いIFO景況感指数や、前日の独連銀の「第1四半期の独経済が著しく鈍化した可能性」レポートに続き、独政府の成長見通しの下方修正もあり一時続落。1.2180台をボトムに1.22割れの買い需要が続き1.2240台へ反発。

GBPUSDは1.3910台をボトムに実需筋の買い需要が強まり反発、買収案件(シャイアー修正買収絡み)を材料に一時1.3980台まで値を戻し高値圏で推移。USDCADはNAFTA再交渉の合意期待もあり一時1.2810台まで下落し1.2830台で推移。

強い米企業決算に上昇から始まった米株は逆に反落しIT・ハイテク株がリード大幅安。ダウ-424.56(-1.74%)、Nasdaq-1.70%、S%P500-1.34%。米債利回りは一時3.0%の大台を達成し2.991%(+0.015)と高値水準を維持し、2年債も一時2.5%の大台を達成するも終盤にかけ2.466%(-0.008)と若干の低下。原油価格(WTI)は67.86-0.78(-1.14%)と下落へ。

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USD 2月 S&Pケースシラー住宅価格(20都市)=前年比6.8%(予想6.35% 前回6.4→6.43%)→ 予想を上回る

USD 2月 FHFA住宅価格指数=前月比0.6%(予想0.4% 前回0.8→0.9%)→ 前回より低下するも予想を上回る

USD 4月 CB消費者信頼感指数=128.7(予想126.3 前回127.7→127.0)→ 予想と前回を上回る

USD 3月 新築住宅販売件数=前月比4.0%(予想1.9% 前回-0.6→3.6%)、予69.4万件(予想63万件 前回61.8→66.7万件)→ 上方修正された前回と予想を上回る

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【北米】
トランプ大統領=NAFTA再交渉が早期に妥結する可能性がある。メキシコでは大統領選が迫っており、選挙がどのような展開になるかが興味深い、早期の合意は可能だが、それが米国の利益となるかは定かではない。

トランプ大統領=米朝首脳会台に向けた協議は順調に進む。実に良好な協議が行われている。金氏は非常にオープンで、とても立派な人物と考える

トランプ大統領=マクロン仏大統領との共同記者会見で、北朝鮮の非核化を望み、最大の圧力をかける、イラン各行いに向け協議

トランプ大統領=米中は貿易問題を巡り合意に達する公算は大きい。ムニューシン米財務長官が貿易問題の打開に向けて訪中する

【欧州】
ドイツ政府=ドイツ政府は今年の経済成長見通しを従来の2.4%→2.3%に下方修へ、ただし、2011年以来の高成長を維持

イタリア中道左派の「民主党(PD)」=中道右派との交渉を断つなら、大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」と連立協議を行う用意があると表明

武田製薬=シャイアーへの買収提示額を前回の620億ドルから引き上げた。英規制当局の規定により、武田はシャイアーに対し25日までに正式な買収意向を表明する必要がある。

【アジア・その他】
中国共産党=政治局は経済を開放し、国営企業・資産の改革を推進する決を表明、今年の経済目標を達成する決意を表明、中国株が一時上昇へ

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