2018/04/28

2018年4月27日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年4月27日(金曜)欧州・米国市場序盤の動き

英GDPは弱く5月の利上げ期待は雲散霧消にポンドは急落し全面安。米GDPは予想を上回るも他通貨売りもお腹いっぱいで鈍い反応の中、米金利低下と株安に逆にドル売りへ。

英GDPは前年比1.2%(予想・前回1.4%)と弱く、直近は寒波の影響を強く受けた一連の弱い第1四半期の経済指標が続き、5月の英利上げ見通しは20~30%近くへと急落、8月も50%へ低下し、GBPUSDはもちろん主要通貨に対してGBPは一人負け。

南北首脳会談では完全非核化目指す動きにリスク選好パターンが強まる。日銀金融政策決定会合では「物価目標2.0%の達成時間を削除」と興味深い内容に、注目度が強まった黒田日銀総裁からは「物価2%の実現をめざして緩和継続」で深い意味はないとの発言にサプライズは見られず。

GBPUSDは欧州市場の序盤からすでに1.3900の大台を割り込み1.3880台で迎えた英GDPに、1.3800台まで急落。予想を上回る経済信頼感にも1.3830台と買い戻しは限定的で、1.3740台まで続落。迎えた米GDPは前年比2.3%(予想2.2% 前回2.9%)と前回よりは低下するも予想を若干上回るもGBPUSDは見られず、米国市場に入り米株は弱く、1.3800の大台を回復するも勢いは弱い。

USDJPYは強い米GDPに直後に瞬間109.50台を達成するも続かず。結局は米金利の低下と米株安に上値は重く109.00まで下落し、109.00~50のレンジを継続中ながら、下値の不安が若干残る。

ダウは前日比上昇からスタートするも徐々に下落し-100ドル-0.44%近く下落。NasdaqとS&P500も小幅安。米10年債利回りは3.0%の大台を回復できず2.96%近くで推移。