2018/04/18

2018年4月18日(水曜)昨日17日、海外市場の動き

2018年4月18日(水曜)昨日17日、海外市場の動き

日米首脳会談の結果と英CPI待ちへ。為替相場は上下変動しながらも前日比では変動幅は予想外に狭く、USDCHF+0.64%を筆頭にGBPUSD-0.3%、NZDUSD-0.28%と動きは鈍く、USDJPYは-0.009%と動けず。

ドル売りをリード中のGBPUSDは一時ブレグジット後の最高値を更新し一時1.4377まで上昇するも、英雇用統計を受け利食い先行でクロスでも弱く戻りも少なく終盤にかけては1.4283まで反落し英CPIを見守る動きへ。

EURUSDは欧州市場の序盤に一時1.2414まで上昇するも、GBPUSDの下落の影響やZEW景況感指数を受けユーロは一時1.2336まで反落するも、EURGBPの買い戻しに終盤にかけ1.2370近くへ反発。

USDJPYは日米首脳会台で貿易不均衡是正は避けられず、円売りも強く107円を中心とした動きを抜け出せず。

米株は上昇、ダウ+213.59(+0.87%)、NasdaqとS&P500も1%超の上昇へ。米10年債利回りは2.824%(-0.005)と前日とほぼ変わらずの小幅低下、2年債は2.398%(+0.021)と上昇。

今日も材料は多数で、。カ派の米地区連銀総裁の発言も多い反面、公定歩合議事録では利上げ反対が増加していることが気になる。
◎ 英雇用統計で平均所得(含むボーナス)が予想より弱くGBP反落。
◎ 独・ユーロ圏ZEWが予想外に弱くEUR反落。
◎ 米住宅着工・建設許可、鉱工業生産、製造業生産と強く改善に、ドル買いが強まる。
◎ GBPUSDは216年6月のブレグジット後の最高値を一時上回るが、5月の利上げ期待度がやや低下し、18日のCPIの結果を見守る動きへ。
◎ 公定歩合議事録は12地区連銀の3地区連銀が公定歩合の引き上げに反対。
◎ トランプ大統領(日米首脳会談)は首脳会談で多くの進展が見られ、安倍首相と北朝鮮、貿易、軍事を話し合い、米朝首脳会談で拉致問題を取り上げる。
◎ IMFの世界経済見通し2019年3.9%で変わらず、米国とユーロ圏は上方修正へ

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17:30    GBP 3月 雇用統計: 失業率2.4%(予想2.4% 前回2.4%)、失業保険申請件数=前月比11,600件(予想1,100件 前回9,200→15,100件)、ILO失業率=3か月・3か月4.2%(予想4.3% 前回4.3%)、平均所得=含むボーナス3か月比2.8% (予想3.0% 前回2.8%)、除くボーナス3か月比2.8%(予想2.8% 前回2.6%)

18:00    GER 4月 ZEW景況感指数=期待指数-8.2(予想-1.0 前回5.1)、現況指数87.9(予想88.0 前回90.7)→ 予想買いに弱く、2012年11月以来となる5年ぶりの低水準で、EUR売りの流れへ

18:00    EUR 4月 ZEW景況感指数=1.9(予想 前回13.4)→ 前回から低下し弱くEUR売りの流れへ

21:30    USD 3月 住宅建築許可件数=前月比2.5%(予想0.7% 前回-5.7→-4.1%)、135.4万件(予想132.0万件 前回129.87→132万件)、住宅着工件数=前月比1.9%(予想2.5% 前回-7.0→-3.3%)、131.9万件(予想126.7万件 前回123.6→129.5万件)→ 共に強い数字となる

22:15    USD 3月 鉱工業生産指数=前月比0.5%(予想0.3% 前回1.1→1.0%)、設備稼働率=前月比78%(予想77.9% 前月比78.1→77.7%)→ 共に予想を上回り稼働率は3年ぶりの高水準
22:15    USD 3月 製造業生産=前月比0.1%(予想0.1% 前回-1.5%)

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    【北米】
FRB    ウィリアムズSF連銀総裁=インフレ率はFOMC目標の2%に近づいている。FOMCは緩やかな利上げ過程を続ける必要があろう。

FRB    エバンス・シカゴ連銀総=インフレ率がオーバーシュートし2.25%となっても、FRBは動揺せず。インフレの急騰がなければ今後数年間で緩やかなペースの利上げを継続は可能。インフレ率が持続的に2%の水準になるには1年かかる

FRB    3月8日の公定歩合会合の議事要旨=12地区連銀の3地区連銀が公定歩合の引き上げに反対。変更が正当化されるほど経済指標は力強くない。シカゴ地区連銀、ミネアポリス地区連銀、アトランタ地区連銀が公定歩合を現行水準に据え置くよう主張。

FRB    ウィリアムズSF連銀総裁=現時点で影響はないが、通商政策を巡る先行き不透明性を懸念。インフレ率は2.0%に向け上昇し、数年間は同水準か少し上回る水準で推移。

USD    カドロー米国家経済会議(NEC)委員長=追加の制裁も検討されているが未定、ロシアへの政策で混乱はない。

USD    カドロー米国家経済会議(NEC)委員長=米国との通商問題の解決に中国側は一段と建設的な対応を返してきている。安倍晋三首相とトランプ米大統領との会談については、米国は日本が農業を中心に一部市場を開放することを望んでいる。

USD     ムニューシン米財務長官=「トランプ米大統領の為替コメントはロシアと中国への警告」。 ロシアと中国が自国通貨を切り下げているとして非難したことについて、大統領による両国への警告だ。中国は過去に通貨切り下げを行っている」とし、このツイッター投稿はドル高に関するトランプ大統領の見解に関連するものではない。

USD    トランプ大統領(安倍首相との会談冒頭)=米朝首脳会談を期待しているが、開催されない可能性もある。

USD    カドロー米国家経済会議(NEC)委員長=日米首脳会談を前にしてFTA締結が望ましい。貿易不均衡の是正を集中的に議論する方針

USD    トランプ大統領(日米首脳会談)=首脳会談で多くの進展が見られた。安倍首相と北朝鮮、貿易、軍事を話し合った。米朝首脳会談で拉致問題を取り上げる

USD    トランプ大統領=朝鮮半島が戦争終息に向けて協議していることは祝福。

USD    米連邦通信委員会(FCC)=国内の通信会社に対し、安全保障上の懸念がある外国企業から通信機器を調達するのを禁じる方針

IMF    IMF世界経済見通し=世界経済成長率が向こう2年は2011年以来の高水準を維と予想、成長局面が終了する種は既にまかれていると警告。世界経済成長の予想は2019年3.9→3.9%。米国は減税により上方修正2.7→2.9%へ。ユーロ圏2018年2.2→2.4%、2019年2.0→2.0%で変わらず。中国2018年6.6→6.6%で変わらず、日本2018年1.2→1.2%で変わらず。


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