2018/04/20

2018年4月20日(金曜)昨日19日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

2018年4月20日(金曜)昨日19日、海外市場の動き(午前5時40分ごろ)

EURCHFは1.200と2015年1月にスイス中銀が防衛ラインとして示し介入し、暴落した水準となる1.200まで上昇し、歴史的なスイスショック水準へ逆戻り。GBPUSDは1.41を割り込み続落しEURGBPは三連騰。続伸中の原油価格は69ドルを割り込み急落、米株は弱く米債利回りの上昇は止まらず。

USDJPYは、日米首脳会談で貿易不均衡の解消の宿題が山積で円高リスクも解消できず、逆に米金利の上昇に日米金利差は拡大気味で強弱混在に107.20~50のレンジ相変わらず動けず。終盤にかけローゼンスタイン司法副長官の「大統領はモラー特別捜査官のターゲットではない」発言に瞬間107.50台へ上昇するも続かず。ただし、JPYはクロスで全面高。

GBPUSDは「泣きっ面に蜂」。17日の弱い平均所得から売りへと変化し、18日の弱いCPI、19日の弱い小売売上高に続落傾向が続く中で、カーニーBOE総裁は、数年間で数回の利上げ予想を示すも、「利上げのタイミングより方向性が重要」とし、5月の早期利上げ期待度の低下にポンドは下落、1.4100を割り込み1.4069まで続落し1.4100の上値が重くなる。

EURUSDは、EURGBP+EURCHFの買いの影響でドル買いの流れのかなでも下げ幅は狭く1.2300~1.2400のレンジを抜け出せず。

AUD+NZD+CADと資源価格とリスク敏感通貨は、対米との金利差拡大もあり、中銀の早期利上げ期待度は低下し下落。AUDUSDはアジア市場の雇用統計で雇用者数は予想外の減少による下落から一時上昇へと変化するも、欧米市場を通じ前日の安値0.7740台を割り込み一時0.7719まで続落。

◎ 米株は下げ幅を縮小しながらも結局は小幅安で終了、ダウは-83.18(-0.34%)、NasdaqとS&P500も-0.5~-0.7%台の下落へ。
◎ 米債利回りは続伸中、10年債は一時2.932%まで上昇し、2.912%(+0.038)近辺で推移、2年債は2.436%と前日とほぼ同水準で推移。
◎ 原油価格(WTI)は反落、一時69.56と2014年来の高値まで上昇するも、米国市場に入り69ドルの大台を割り込み67.98で下げ止まり68.15ドル近辺で推移。

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