2018/04/18

2018年4月18日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年4月18日(水曜)アジア・欧州市場序盤の動き

次期国務長官指名のポンペオCIA長官が極秘時に訪朝し金委員長と協議済みだったことが明らかに。米朝間は急接近し6月前に米中首脳会談が実現の可能性が高まる中で開催している日米首脳会談。18日17時(日本時間19日午前6時)に共同記者会見を行い、その結果を注目したい。

日経平均株価は+343.56(+1.57%)と大幅上昇し、米10年債利回りは2.8%台と強含みで、2年債利回りは2.4%台へと10年ぶりの高水準を維持しドル買いの要因の一つとなっている。

USDJPYは、日本株高が後押しており、シリアへの軍事行動によるリスク回避の円買いも有効性は乏しく、日米首脳会談での貿易不均衡是正要求=円高圧力もすでに相場に織り込み済みなのか107円台を回復する動きへ。円ロングの巻き戻しもありUSDJPYは107.30台まで上昇しているが、107.50~60を上抜けできるか勝負の分かれ道で、日米首脳の共同記者会見もあり実需の動きも乏しい。

GBPUSDは、昨日の英雇用統計の平均時給が弱かったことから火が付いたポンドロングの巻きも戻しも昨日の海外市場や今日のアジア市場で、1.4280台をボトムに底値を切り上げている。ただし、今日の英CPIの結果はGBPJPYやEURGBPにダイレクトに影響を与え、結果的にUSDJPYやEURUSDが動く可能性もあり、非常に重要で市場参加者の注目の的。 市場はイースター休暇の影響で強い数字を期待する動きもあり、期待に沿った動きとなるのか? 逆に期待が裏切られると倍の売り圧力が加わる可能性も。

EURUSDは、昨日の海外市場で1.2336をボトムに値を戻し1.2370台を回復し、アジア市場でも1.2365をボトムにするも、1.2365~82の狭いレンジ相場。今日のGBPUSDの動きを注目しながらも、ユーロ圏CPIが前年比1.4%の予想通りとなるのか? その可能は高いと思われるが無視することはできず。

USDCADは、1.2550台をボトムに1.2570台まで緩やかに上昇するも、今日のカナダ中銀の金融政策待ち。政策金利1.25%の据え置きは間違いなさそうで、声明文がどの程度ブルに出るのかを期待しており、上値も限定的となる可能性も。

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JPY 3月 通関ベース貿易収支=7973億円(予想4983億円 前回-34→26億円)、季調済1192億円(予想-985億円 前回-2015億円)

AUD 3月 ウェストパック景気先行指数=前月比-0.22%(予想 前回0.29→0.43%)

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【北米】
トランプ大統領(ツイッター)=TPPは米国のために望ましくないから好きでない。例外項目が多すぎ、二国間交渉がより効果的。WTOがどれだけ米国にとって良くないかを見ればわかる。

イースター休暇の間に、トランプ大統領は次期国務長官指名のポンペオCIA長官を北朝鮮に極秘派遣し金委員長と協議していた。

「日米首脳会談」
安倍首相=ドナルドと二人で北朝鮮問題、経済について相当深い話をすることができた。重要な点で認識を一致させることができてうれしく思う。

日米首脳、18日17時に共同会見(日本時間19日6時)

【アジア・その他】
4月20日、OPEC加盟国と非加盟国による共同閣僚監視委員会(JMMC)が予定されている。


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