2018/04/07

最新のIMMポジションから、2018年4月6日(土曜)

最新のIMMポジションから、2018年4月6日(土曜)

集計日が4月3日(火)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)、7通貨のネットポジションは、前週の+161,390→+154,810コントラクトと、前週比-6,580と小幅に減少にとどまりと、期末とイースターホリデーの影響と考えてもいいでしょう。

その中で目立った変化は、円が2016年11月29日にから71週間続いた歴史的なショートから脱しロングへと変化した事を筆頭に、先週のカナダドルに続いて豪ドルもロングからショートへと変化したことです。これでロングを維持しているのはユーロとNZドル、そして、今回ロングへ変化した円の3通貨となりました。

ちなみに、外貨ネクストネオで公表しているポジション動向では、4月5日現在のドル円の割合(買い・売りの%の差)は、買い33.5%でドル買い維持していますが、前週末の3月30日の買い47.3%から大幅に減少しています。


【円】前週-3,668→3,572(7,240)
祝ショート脱出! 2016年11月29日の週から約2年半続いた円のショートポジションは極少数ながらロングへと変化。この変化は今後の円高を予兆しているのか? それとも、ただ単なる数字上の変化なのでしょうか? 今週からの円相場の動きを期待したくなります。ちなみに当日のUSDJPY終値は112.37円で、今回の集計日は106.60円。

【ユーロ】前週141,064→134,381(-6,683)
ロングNO.1の座は堅持。2017年5月9日からユーロロングの座は48週間続き不変。ポジションも13~14万コントラクト台と安定していますが、為替市場では集計日の終値1.2270と前週1.2402からユーロ安へと動いています。

【ポンド】前週34,176→40,338(6,162)
前日比ロングの減少やショートの拡大が目立つ中で、円を除き他の主要通貨では前日比で増加傾向を維持し、大幅なポジションの偏りは少ないながら、2014年7月8日の週+41,639コントラクトに次ぐ高水準となっています。

【カナダドル】前週-27,050→-31,872(-4,822)
前週に2017年7月18日から37週続いたネットロングからショートに変化したポジションは、今週もマイナス幅を拡大し為替市場では集計日の終値は1.2806で前週の1.2884からカナダドル安で推移しています。

【豪ドル】前週8,074→-75(-8,149)
2週間続いたネットロングからまたしてもショートへと変化し、ほぼニュートラルな水準へ。為替市場では集計日の終値は0.7682と前週の0.7677と、ほぼ同水準で推移しています。


別表もご覧ください。

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