2018/04/24

2018年4月24日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年4月24日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

アジア市場は、豪CPIを除く、特に重要な経済指標や発言は見当たらず、昨日の海外市場でテーマとなった、米中貿易戦争リスク後退、北朝鮮リスク後退、米ロ対立の後退期待と、資源価格の下落と、米金利は上昇と混在する中でドル買いの流れが続く。

日経平均株価は上昇、中国株は中国共産党が「経済を開放し、国営企業・資産の改革を推進する決を表明」し上海総合が一時2%近く上昇、香港株も1%近く上昇と他のアジア諸国の株高をリード。為替相場はドルが買い余力を残して推移。

USDJPYは、前日に108.20台、108.50台のポイント上抜けし、108.80台ようやく上げ止まるも、株高やリスク選考パターンにはいり円売り圧力は止まらず。押しも108.67が限度で、大幅上昇後の動きの翌日としてはディップが非常に少ない。

AUDUSDは、前日の安値0.7600を割り込み、迎えた豪CPIの前期比が0.4%と予想0.5%と前回0.6%を下回り直後は0.7577まで下落するも、前年比1.9%と前回と変わらず、トリム平均値が強含みAUD買いへと変化し0.7610台まで値を戻すも、上値は限定的。

GBPUSDは、先の平均所得の低下、予想外に弱いCPIと小売りと続き、5月利上げ期待が弱まり、昨日はメイ英首相がEU関税同盟の離脱公約を守らないとの臆測が輪をかけ、テクニカル的にも売り圧力が強くなり、1.400の大台を割り込んでからも戻りは極端に少ない。一時1.3918まで下落、1.3900の大台を意識しながら1.3950台の上値は重く上昇力は極めて鈍い。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

AUD 第1四半期 消費者物価指数=前期比0.4%(予想0.5% 前回0.6%)、前年比1.9%(予想2.0% 前回1.9%)、RBAトリム平均値=前期比0.5%(予想0.5% 前回0.4%)、前年比1.9%(予想18% 前回1.8%)、加重平均値=前期比0.5%(予想0.5% 前回0.4→0.5%)、前年比2.0%(予想1.9% 前回2.0%)→ 前月比が弱く初動はAUD売りへと動くも、トリムや加重平均値は強くAUD買いへと変化

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※