2018/04/03

2018年4月3日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年4月3日(火曜)アジア・欧州市場序盤の動き

4連休明けの欧州市場で動きがでることを期待したいが? USDJPYは104.50~105.50、EURUSDは1.2250~1.2350のレンジをいつになったら抜け出すことができるのか?

日本株は米株安の影響を受けながらも、ボトムからな下げ幅を回復する傾向も何度かみられる。それだけ日本株の押し目を買いたい人が多いのであろうか? USDJPYのポジションに関してはそれなりに円安の思考は強いようであるが、105円を割り込むことが増えてくると市場のセンチメントも変わりやすくなる。

日経平均は序盤に前日比で330円近く下落するも、徐々に回復し結局は前日比21,292.29円-96.29(-0.45%)と小幅安で終了。

前日の米株安と中国の報復関税措置の実施によるリスク回避の円買いが盛り上がり、日経平均株価が一時300円超の下落となったことでUSDJPYは朝方105.69まで下落。ただし、日本株が下げ幅を縮小し、円はクロスで売り圧力が強まり106円台を回復。ただし、米国の強硬な通商政策を考えれば、日米首脳会談を前にして円安方向へと加速できにくい状況は続く。

AUDUSDは、リスク回避の流れに売り圧力が続くも、早朝の0.7650台をボトムに前日の安値0.7650を割り込めず。豪中銀は期待通り政策金利1.5%の据え置きを実施、豪中銀の政策金利据え置きを織り込み0.7690台まで上昇。0.7680台をボトムに前日の0.7695を上抜け0.7700台を達成。

※※※※※※※※※※※※※※※※※

【アジア・その他】
豪中銀=政策金利1.5%の据え置きを決定、予想通り。

豪中銀声明=多くの中央銀行は金融刺激策からある程度撤退しており、この方向にさらに進むと見込まれる。世界経済は過去1年間に改善。多くはトレンドを上回って成長し失業率が低水準。中国経済は金融セクターのリスクと成長の持続可能性に一段と注意を払う中で引き続き堅調。世界的にインフレ率は低水準にとどまるも、一部の国・地域ではインフレ率が上昇しており、引き締まった労働市場を考慮すると一段の上昇が見込まれる。

豪中銀声明=米国の通商政策の方向性に関する懸念し株式市場のボラティリティーは上昇。FF金利の上昇以外の理由で米ドル短期金利が上昇する中、米ドル短期金融市場の状況は幾分引き締まっている。これが豪州を含む少数の他国における短期金利上昇につながっている。

豪中銀声明=豪経済は2017年に2.4%成長した。中銀の中心的な予想では、2018年に成長ペースが加速する見通し。景況感は強く、鉱業以外の設備投資は増加。今後の雇用の堅調な伸びと失業率の段階的な低下を示している。

豪中銀声明=労働市場の改善にもかかわらず、賃金の伸びは依然弱い。経済成長によって賃金の伸びはいずれ幾分後押しされるだろうが、賃金の伸び低迷はしばらく続く可能性が高い。賃金の伸びは最低の水準は脱したようだ。

豪中銀声明=賃金の伸び低迷や小売業の厳しい競争を反映し、インフレ率は当面、低い水準で推移する可能性が高い。ただ、経済の加速に伴い、インフレ率は徐々に上昇するとみられる。中銀はCPI上昇率が2018年に2%を若干上回ると予想

※※※※※※※※※※※※※※※※※