2018/04/01

最新のIMMポジションから、2018年4月1日(日)

最新のIMMポジションから、2018年4月1日(日)

集計日が3月27日(火)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)、7通貨のネットポジションは、前週の+188,412→+161,390(-27,022)コントラクトと、3月20日のデータで前週比+104,291と歴史的に増加した反動もあり、通貨の買いが減少しています。

特に目立った変化は、カナダドル、円、ポンド。カナダドルは前週比で記録的な51,610コントラクト減少し売りへと変化、円とポンドは逆にロングが大幅拡大し、円は歴史的なショートから脱する変化の兆しへ、ポンドもロングが拡大と、共に今後の動向に注意が必要です。

ちなみに、外貨ネクストネオで公表しているポジション動向では、ドル円の割合(買い・売りの%の差)3月22日の買い64.3%から、3月28日の買い38.3%まで低下しており、円安センチメントが大きく変化しています。


【円】前週-21,999→-3,668(18,331)
歴史的変化の兆しなのか? それともリバウンドするのか? 2016年11月29日から70週間続いている円の売りポジションは、今回で売りNO.1の看板を下ろし3,668コントラクトまで減少。今年の1月19日の-125,536から減少傾向が続き、直近では前週の大幅減少を含め6週連続で減少しています。為替市場の集計日の終値を見ると106.528→105.328と円高へ。


【ユーロ】前週132,739→141,064(8,325)
相変わらず人気は強くロングNO.1の座を維持。2017年5月9日から47週続いているユーロの買いポジションは、(何故か?)節目の15万コントラクトを一度も達成できないものの、13~14万台を維持しながら安定した動きを続けています。為替市場では集計日の終値を見ると1.2241→1.2402とユーロ高傾向へ。


【ポンド】前週23,807→34,176(10,369)
2017年11月28日から18週連続でポンドの買いポジションを維持し、直近3週間は増加傾向にあり、前週のネットポジションは過去18週の中では最大となっています。ネットポジションの数字は2014年7月15日の+38,770コントラクト以来で、ポンド高センチメントが強いことがうかがえます。為替市場では集計日を見ると終値は1.3997→1.4157とポンド高傾向へ。


【カナダドル】前週24,560→-27,050(-51,610)
ショートNO.1に変化。2017年7月18日から36週続いたカナダドルのロングもついに終焉。前週比で-51,610コントラクトは私がデータを取り始めた2009年から最大の変化となりましたが、為替市場の集計日を見ると終値は1.3070→1.2884と逆にカナダドル高へ。


【豪ドル】前週17,925→8,074(-9,851)
1月9日から9週間続いた豪ドルのロングポジションは、3月13日の週に一度終了しましたが3月20日の週で復活。今回のデータでは買いが減少と週ごとに変化しながらも、何とかネットでロングを維持していますがネットポジションからニュートラルな状態が続いています。為替市場の集計日を見ると終値は0.7683→0.7677とほぼ同水準で推移



別表もご覧ください。


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