2018/04/03

2018年4月3日(火曜)昨日2日、海外市場の動き(午前5時40頃)

2018年4月3日(火曜)昨日2日、海外市場の動き(午前5時40頃)

3連休の米国市場は株安=円高へ。

トランプ氏に加えルビオ議員も加わりAmazon批判は止まらず、アップルの自社製品乗り換え計画報道にインテルは売られ、中国は報復関税措置を発表し貿易戦争の懸念が強まり、米株は大幅安。

リスク回避行動が強く、米債は買われ(利回り低下)、為替相場はJPY高で動きは独歩高。リスクに敏感なAUD+NZD+CADは弱いが、なぜかCHFも弱く、JPY高は日米首脳会談の日程も決まり円高へのリスクも消えず。

USDJPYは、米国市場待ちに106.18~45の狭いレンジで推移。注目の米国市場は中国の報復関税の実施とIT関連株の下落、弱い米経済指標もあり、米株は続落し一時758ドル近くの下げで、リスク回避の円買いが全開(含むクロス)。一時105.66まで下落から105.95近辺まで値を戻すも円高傾向を続けながらも、105.50~106.50の重要なレンジの下限は維持。

EURUSDは、弱い米経済指標や米株の下落によるリスク回避の恩恵は見られず。アジア・欧州市場ではテクニカルベースなのか上値を試す動きに一時1.2345まで上昇するも1.2350を超えられず。EURJPYの売り圧力、EURGBPの売り圧力は強く、一時1.2300を割り込み1.2282まで下落から、またしても1.2300周辺で推移と主体性は見られず。テクニカルベースでは弱さが目立つのが気になる。

USDCADは、米中間の貿易摩擦が世界的な貿易戦争につながるリスクを意識せざるを得ず、メキシコドルとカナダドルも弱い。USDCADは欧州市場の1.2863を安値に米国市場に入り1.2880→1.2943まで急伸。終盤にかけて1.2910台まで値を下げるも、米国の通商政策に過敏に動くことは変わらず。

米製造業PMI、建設支出と弱い数字となり、ISM製造業景況指数も前回と予想を下回るも、価格指数は6年ぶりの高水準とインフレ圧力は続く。

ダウは一時700ドル超下し、23,644.19-458.92(-1.90%)と大幅下落、Nasdaq-193.33(-2.74%)、S&P500-58.99(-2.235)。原油価格(WTI)は63.16-1.78(-2.73%)と低下。米10年債利回りは2.741%(-0.03)、2年債は2.242%(-0.024)と低下。

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