2018/04/14

最新のIMMポジションから、2018年4月14日(土曜)

最新のIMMポジションから、2018年4月14日(土曜)

集計日が4月103日(火)の主要7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイス、カナダドル、豪ドル、NZドル)、7通貨の投機的ポジションのネット・ポジションは、前週の+154,810→170,855コントラクトと、前週比+16,045と上昇。

直近の4週間ではネットロングの合計が15万台~18万台と高水準を維持しておりドルの先安観を反映していると思われるも、ロングサイドの合計216,067の内、ユーロは約68%を占め、ポンドを加えるとこの2通貨でロングサイドの合計の内88%を占め、特にこの二通貨の先高期待を反映した動きとも言えるでしょう。

【円】前週3,572→2,761(-811)
円は歴史的なショートからロングに転換しても伸びきれず。2016年11月29日の週から約2年半続いたショートからロングに転換して2週目で期待されながらも、前週比で逆に微々たるものながらロングが減少し、歴史的な転換を果たした円の評価はいま一つながら、米国の強硬な通商政策に円高期待も相変わらず強い。

【ユーロ】前週134,381→147,463(13,082)
ロングNO.1の座は堅持しネットロングがさらに増加中。2017年5月9日からユーロのロングの座は49週間続き不変。3月13日のネット・ロングポジション146,380コントラクトを上回る147,463に上昇し、私が統計と取り始めた2009年1月以降で最大を更新中。

【ポンド】前週40,338→43,016(2,678)
ユーロに次ぐNO.2の座を維持し前週比でもロングが拡大。2017年11月27日から20週続くロングポジションは、過去2週間にわたり4万コントラクト台を維持し、今回は2014年7月8日の週+41,639コントラクトを若干ながら上回り、直近の市場センチメントはブル。

【カナダドル】前週-31,872→-31,672(200)
2017年7月18日から37週続いたネットロングは3月27日の週にショートへと転換し、今週まで3週連続でショートポジションが続くも、市場のセンチメントはそれほど弱気になっておらず。

【豪ドル】前週-75→-2,796(-2,721)
ショートとロングが交錯する展開が続き、今週のデータではショートが拡大し、先安感を抜け出せず。米中貿易戦争のリスクの有無に敏感に反応。


別表もご覧ください。

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