2018/04/21

2018年4月21日(土曜)昨日20日、海外市場の動き

2018年4月21日(土曜)昨日20日、海外市場の動き

週末の金曜日、米株安+債券安(利回り上昇)+DXYは続伸しドルは全面高。VIXは上昇しリスク敏感なAUDUSD+NZDUSDの売り圧力は強く、弱いカナダCPIにCAD売りも止まらず。主要通貨のEURUSD+GBPUSDも底値を切り下げ弱く、USDJPYはクロスで円高の流れに上昇幅限定的。

GBPUSDは、17日の英雇用統計で弱い平均所得から始まったGBP売りは止まらず、弱いCPI、弱い小売売上高、カーニーBOE総裁のハト派発言に、5月のBOE利上げ期待度が低下。さらに、バルニエEU首席交渉官が「まだ合意に至っていない問題が25%程度残っていると発言にブレグジットリスクが再燃。欧州市場では一時1.4030台まで下落するも1.4000の大台を維持し、サンダースBOE政策委員のタカ派発言に1.4080台を回復するも続かず。米国市場に入りCAD売りの流れもありGBP売りが再開、1.4000まで値を下げ大枠1.4000~45のレンジで推移し売り圧力は止まらず。

EURUSDは、GBPUSDの売りの影響やEURGBPの動きに連動しながら、欧州市場では一時1.2300を割り込む水準まで下落、戻り高値も1.2310台と上値は重い流れが続いた。米国市場に入りCAD売りの流れもあり1.2300を再度割り込みオプションカットでは1.2260台へ、ドラギECB総裁ややタカ派発言や強いユーロ圏消費者信頼感指数もあり下げ止まるも、フィキシング直前には1.2250まで下落しようやく下げ止まり一時1.2300まで値を戻すも勢いは感じられず。

USDJPYは日本の政局混迷、日米金利差拡大や、武田のスコットランド企業の巨額買収の可能性(GBPJPYに影響)、日米首脳会談での円高期待が裏切られた反動の円売りの流れは止まらず。アジア・欧州市場では107.70台まで上昇、米国市場に入り米債利回りの上昇や、オプション絡みの買いに107.86まで上昇するも、クロスでの円買い圧力は強くドル買いを維持できず、107.50台まで値を下げ上昇力を維持できず。

米株は下落し、ダウ-201.95(-0.82%)、Nasdaq-91.93(-1.27%)、S&P500-22.99(-0.85%)。米債利回りは上昇し、10年債は2.958%(+0.046)、2年債も2.462%(+0.026)と続伸。原油価格(WTI)は68.26-0.03(-0.04%)と軟化、CRBindexは201.917(+0.03)と小幅上昇。