2018/04/20

2018年4月20日(金曜)欧州市場前半の動き


2018年4月20日(金曜)欧州市場前半の動き

アジア・欧州市場の前半は、ドル円を除く主要通貨とリスク敏感通貨でドル高の流れが継続。これからの注目はカナダCPI!と、「プーチンロシア大統領をホワイトハウスに招待したい」と発言、何が飛び出すか予測できないトランプ発言。

USDJPYは麻生財務相への野党からの辞任要求を気にしながら、日米金利差拡大や、武田のスコットランド企業の巨額買収の可能性(GBPJPYに影響)、日米首脳会談での円高期待が裏切られた反動の円売りの流れが強く、東京市場の仲値過ぎから上昇が強まり、107.70台まで上昇するも、現状では買いが加速する様子も見られず、大枠107.50~70の狭いレンジに逆戻り。

GBPUSDは、弱い英平均所得から始まったGBP売りは、弱いCPI、弱い小売売上高、そして極めつけはカーニーBOE総裁のハト派発言に、5月のBOE利上げ期待度が低下し、ブレグジットリスクの蒸し返しなのか、バルニエEU首席交渉官が「まだ合意に至っていない問題が25%程度残っていると発言。一時1.4030台まで下落するも1.4000の大台を維持し、サンダースBOE政策委員のタカ派発言に1.4080台を回復するも続かず。

EURUSDは、ブレグジットリスクが蒸し返し、GBPUSDの売りの影響や、EURGBPの動きに連動しながら、一時1.2300を割り込む水準まで下落し、1.2300~1.2400の下限を試す動きが続く。

AUDUSDとNZDUSDも続落傾向が続き、AUDUSDは0.7700を割り込み一時0.7685まで下落。NZDUSDも一時0.7210台と0.7200の大台を試す動きへ。USDCADはカナダCPI待ちで動けず、1.2650~85の狭いレンジで上下。

株式市場はアジア市場の弱気な動きに反して、欧州市場は上昇上昇傾向が続き、米株先物は総じて小幅な動きで若干の低下となっている。

米10年債利回りは2.92%台へと上昇傾向が続き、前日に上昇した独10年債利回りは0.6%近辺で推移。


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