2018年4月5日（木曜）欧州・米国市場序盤の動き
株高＋債券利回りは上昇しドルは全面高。カドロー米NEC委員長の「米中がいずれ貿易問題で打開し、貿易障壁が削減される可能性が高い」との発言もあり、リスク選好の流れは止まらず。ドルは全面高で円売りの流れも続く。
注目の米貿易赤字は－576億ドル（予想－563億ドル）と予想外に拡大、新規失業保険申請件数も24.2万件（予想22.5万件）と予想に届かず、中国はWTOに前日の知的財産権侵害で提訴に続き連日に渡り輸入制限は不当と提訴するなどのマイナス材料にも相場は反応せず。
USDJPYは大枠107円台を維持し、株高＝円売りに13日の高値107.29を超え107.40台へ上昇中で、クロスでも円売りの流れは変わらず。
EURUSDは1.23台を回復できず1.2250の壁をついに割り込み続落中。GBPUSDはかろうじて1.4000の大台を維持するも、上昇力は鈍く売り圧力は変わらず。
AUDUSDは0.7700の大台を割り込んでからは0.7670台をボトムに下げ止まっているも上値は重い。NZDUSDはアジア市場の高値0.7320台から0.7270台で下げ止まるも、欧米市場では0.7300台を高値に売りが再開し安値を更新中。
欧州株は強く、EUROSTOXX60は＋7.51（＋2.04％）上昇、独DAXや英FTSE100も2～2.5％近く上昇。米株も上昇からスタートし、ダウは0.8％近く、S&P500 とNasdaqも0.4～0.5％近く上昇。
米10年債利回りは2.82％台と上昇傾向が続き、2年債も2.311％へ上昇。原油価格（WTI）も63.66＋0.44％と上昇。
