2018/04/01

今週の主な材料(4月2日~4月6日)

今週の主な材料(4月2日~4月6日)


4月が始まり、2日(月)はイースターマンデーで欧州市場の多くは休場となりますが、米国は3連休明けとなりフルで取引が再開され、米国の通商政策を巡る動きや経済指標の結果で、短期投機筋の動きが活発になることが予想されます。

今週のメインイベントはなんといっても4/6(金)の米雇用統計で、米貿易赤字とパウエルFRB議長の講演もきになります。前回の米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想外に増加しながら、逆に平均時給は予想外に弱くドル売りへと変化した通り、今回も雇用よりインフレ動向を強く意識した流れに注意が必要です。

トランプ大統領の貿易赤字の削減を求める強硬発言を考えれば、4/5(木)の米貿易収支の赤字額が拡大している国にたいして何を「ツイート」しだすかわからないリスクも気になります。また、パウエル議長の講演のテーマは「Economic Outlook」で、景気見通し内容次第では相場が動く可能性もあります。

金融政策ではが唯一の発表となる、豪中銀金融政策が4/3(火)にあり、政策金利1.5%の据え置きが予想されていますが、22日の豪雇用統計で失業率は上昇し雇用者数は予想に届かず、前回分が下方修正され豪ドル売りの一要因となったこともあり、声明の内容が気になります。

日本発では、4/2(月)の日銀短観は、景気を判断することのできる数少ない数字で全体的に前回12月より強い予想数字となっていますが、主要輸出企業の想定為替レートが最近の円高傾向を受けてどこまで円高に修正されているのか気になります。ちなみに12月時点では2017「年度」は自動車110.20、電気109.99。

【主な予定】
4/2(月)日銀短観、中国財新製造業PMI、米製造業PMI、米ISM製造業景況指数、米建設支出
4/3(火)豪中銀金融政策発表、独小売売上高、ユーロ圏製造業PMI、英製造業PMI
4/4(水)中国財新総合PMI、米ADP全国雇用者数、米総合・サービス業PMI、米ISM非製造業景況指数、米製造業受注指数、米耐久財受注
4/5(木)豪貿易収支、ユーロ圏総合・サービス業PMI、ユーロ圏小売売上高、米貿易収支、米規失業保険申請件数
4/6 (金) 米雇用統計、カナダ雇用統計、パウエルFRB議長講演

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