2020/11/07

今週の主な材料(11/9~13日)

 今週の主な材料(11/9~13日)


先週は豪中銀が利下げし、BOEは資産買い入れ1,500億ポンドと予想外に増額するも、金利に手を付けず。FOMCは米大統領選の決着が不明な中で、金融政策の据え置きを決めた。


今週のメインテーマは、だれが考えても米大統領選の決着のつけ方で、バイデン氏が有力(ほぼ決定!)ながら、最高裁へ提訴しているトランプ氏の逆襲があるのだろうか? 上院議員選は共和党が優勢ながらまだ決着がつかず、下院は民主党が勝利するらしいが議席を減らすことになりそう。


また、日本でも感染拡大の報道が増えているが、欧米では新型コロナ感染の再拡大に行動規制が発せられる中、米追加経済対策の遅れは必至で、米株が動き、米金利が動き、商品市場が動き、為替相場が動くことは、市場参加のほぼ全員が理解していることでもあるが、結果は、それを受けた動きがどうなるのだろうか?!それが問題。


それ以外では、継続する英EU通商協議は7日にフォンデアライエン委員長とジョンソン英首相が話し合いをし、今週はロンドンで再開され15日までの通商協定の合意を目指す。報道では合意の可能性は少ないとみられるが、サプライズの可能性も無きにしも非ず。


さて、今週は11日がベテランズデーで米国市場は休みtなるが、株・債券市場は通常通りの取引となるため、インパクトはないだろう。


今週の米大統領選以外のテーマは、NZ中銀の理事会(11日)、英GDP(12日)、米CPI(12日)が重要となっているが、現時点では市場を大きく動かすような材料とは思えず。むしろ、各国中銀の要人の発言が多数控えており、最重要人物を挙げてみたい。


→9日(ラガルドECB総裁、ベイリーBOE総裁、ホールデンBOE理事チーフエコノミスト)

→11日(ラガルドECB総裁、デギンドスECB副総裁、レーンECB専務理事チーフエコノミスト)

→12日(パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、ウイルキン・カナダ中銀上級副総裁)

→13日(ベイリーBOE総裁)


以上となるが、予定の詳細は別表から


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