2020/11/05

2020年11月5日(木)昨日4日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

 2020年11月5日(木)昨日4日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)


米大統領選の混迷と、バイデン・トランプ両氏のどちらが勝利しても米株高だ! と思わせる米株の強さは驚き。ご存じの通り、現時点でバイデン氏有利ながらトランプ氏は強気で訴訟の準備を公言。


一方、結論が見えない米大統領選に、今日(あす未明)のFOMCは一体どのような声明をだすのだろうか? だせるのだろうか? 市場は政策金利0.0~0.25%の据え置きを予想。


結論を出せない米大統領選。いずれが勝利するかにかかわらず、米政局の混迷と対立模様に、将来の米国に対する信認の低下は避けられず。一方、上院は共和党が、下院は民主党が有利であることに変わりない。


米債利回りは軟化し10年債は0.77%(-0.128)と大幅に続落。原油価格は39.04ドルと1.38ドル近くと大幅に上昇している。


弱い米ISM非製造業景気指数と弱い米ADP雇用統計。通常なら相場を動かす材料になりうるも主役の米大統領選の混迷を前に反応できず。


為替相場は、ドル高予想のコメントがちらほら見受けられる昨今。4日はGBPの弱さが目立つ以外、米大統領選・議会選の経過に上下変動するも前日比では大きな変化は見られず。


GBPUSDは、新たな期限を今月15日に設定し来週からロンドンで再開するが、EUのバルニエ首席交渉官は、「極めて深刻な相違」があると警告。また、5日のBOE金融政策委員会は時間を日本時間16:00時に前倒しして発表することになったが、資産買い入れ1000億ポンドの増額は織り込み済みで、政策金利0.1%に手を付けるかを注目している。また、昨日発表さればPMIの改定値では欧州各国が速報値から上方修正され予想を上回る中で、速報値から下方修正され予想を下回り、弱さが目立っている。


結果として、米大統領選の混迷に動き難い中で、GBPUSDはボリューム増えながら早朝の1.3140を高値に一時1.2915まで下落し、1.2900の大台を維持し1.3050台まで一時反発するも、1.3000を中心とした動きにとどまり弱く、クロスでもGBPの弱さが目立っている。ただし、EURGBPは次はECBが緩和する番でもあり、どこまで値を下げられるかは疑問。


USDJPYは、なんと言ったらいいのだろうか? 早朝の105.34は大統領選の経過にフライングと無視でき、米大統領選の混迷いもっと円高になってもいいのでは? と思いながらも104.15をボトムに反発と、またしても、104.00割れを失敗。米株の大幅高+米金利の大幅低下と相反する動きに困惑するも、将来の話を考えればどちらが勝利しても米国に対する信認の低下はさけられないのでは? と思ってします。


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22:15 USD 10月 ADP雇用統計=前月比36.5万人(予想65.0万人 前回74.9万人)→ 予想と前回を大幅に下回り経済活動の失速を懸念


22:30 USD 9月 貿易収支=-639億ドル(予想-639億ドル 前回-671→-670億ドル)→ 輸出は2.6%増の1764億ドル。モノの輸出は3.1%増の1228億ドルだった。通信機器や産業用エンジン、コンピューター関連品の輸出も増えた。中国向け輸出は18年3月以来の高水準。欧州の新型コロナウイルス拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)で、今後の輸出増は制限される可能性がある。


22:30 CAD 9月 貿易収支=-32.5億カナダドル(予想-21.9億カナダドル 前回-24.5→-32.1億カナダドル)


23:45 USD 10月 総合PMI・確報値=56.9(予想56.0 前回55.5)、サービス業PMI・確報値=56.9(予想56.0 前回56.0)


0:00 USD 10月 ISM非製造業景気指数=56.6(予想57.4  前回57.8)→ 予想と前回を下回る、新型コロナウイルスの全国的な感染再拡大や財政刺激策を巡る懸念を反映


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