2020/11/12

2020年11月12日(木)15:10時頃の動き

 2020年11月12日(木)15:10時頃の動き


株価の上昇も弱まり、米金利の上昇も弱まり、為替相場はドル買いが強まっている。


日経平均株価は+0.55%の上昇で終了。上海総合はマイナス圏を脱しきれず。米10年債利回りは0.936%(-0.043)と軟化、原油価格は41.48ドルと前日とほぼ変わらず。


為替相場は、上昇傾向が続いているNZDUSDも、ホークスビーNZ中銀総裁候補のマイナス金利は選択肢との話を意識しているのか、0.6914の高値から0.6860台まで軟化しているが、水準的には高値圏で推移。


USDJPYは、105.48を高値に、昨日とは流れは一変し、105.15までと円高へと動きクロスでも円の買い戻しが強まっている。引き続き90日MA105.60台が大きなポイントに。


EURUSD、GBPUSD、AUDUSDと、前日NY市場の終値から下落し、ドル売りへと動き、バイデン氏が大統領選で勝利してから続いていたドル売りの流れの調整局面がここ2日~3日間続いている。


GBPUSDは特に、ジョンソン英首相と付き合いが長く深い、広報責任者が11日に辞任。来週19日にはEU首脳会議が予定されており、その前に英EU共に通商協議で合意を目指するも、難航しておりGBP売りの圧力となっており、早朝の1.3220台を高値に欧州早朝には1.3180台まで値を下げている。


EURUSDは、前日のラガルドECB総裁のハト派再燃発言に弱含みで推移する中、1.1788を高値に欧州早朝には1.1750台まで値を下げている。ECBフォーラム(明日午前1時45分)で、パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、べイリー英中銀総裁によるパネルディスカッションが注目材料となっている。


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ジョンソン英首相の広報責任者が11日に辞任

◎ケイン氏はジョンソン氏を外相時代(2016─18年)から支えてきたほか、首相の上級顧問を務めるドミニク・カミングス氏にも近い。ケイン、カミングス両氏はEU離脱の是非を問う国民投票の際に離脱派の運動をともに推進した。関係筋の話では、新型コロナウイルス危機下での政府の広報戦略をめぐり、スピード感がなく混乱を招くとの批判が与党議員から上がって以来、首相官邸内で緊張が生じていたと報じている。


ホークスビーNZ中銀総裁候補

◎FLPにより低い貸出金利に転嫁することで、マイナス金利が必要になる可能性を減らすことができる。ただ、まだ幅広い不確実性があり、マイナス金利の導入は依然として選択肢の一つであるとした。

◎同中銀は来年3月まで金利を据え置くというガイダンスを変更していない

◎必要になった場合に導入できるよう、マイナス金利の運用準備を年内に整えたい


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