2020/11/16

2020年11月16日(月)21:10時頃の動き

 2020年11月16日(月)21:10時頃の動き


週明け月曜日、アジア株・欧州株・米株先物も株高。為替相場は欧州市場でドル売りへと動くも、欧州市場に入るとドル買いの動きも弱まるも、モデルナのワクチンが感染予防に高い効果との報道で円売り圧力が強まり、欧州株は急伸し、米株先物も上昇し、米債利回りも急伸。


週末にはトランプ氏から強気なのか弱気なのかよくわからない発言や、トランプ氏の弁護人から不正選挙との訴訟取り下げが相次ぎ、否が応でも次期米大統領にバイデン氏との認識が強まっている。


また、国内でも新型コロナ感染再拡大に、政府は新たな対策を検討、札幌では外出自粛要請が出されている。


日経平均株価は2.05%の上昇、上海総合も0.7%台の上昇。欧州市場ではモデルナのコロナワクチン94.5%で効果とのブルームバーグ報道にEUROSTOXX50は1.86%、ダウ先物は1.8%近くの急上昇。米10年債利回りは0.92%へ急伸。原油価格は40.72ドル(+0.59)の上昇。


USDJPYは、アジア市場で104.49~72のレンジで引き続き104.50以下の買いは強いが戻りも限定的。主要通貨でドルが全面安の動きとなっていることで、JPYクロスでは円安傾向へと動いている。欧州市場に入り一時104.36まで値を下げるも、これをボトムにモデルナのワクチンが感染予防に高い効果の報道で105.10台まで上昇中。積極的な円高方向を狙うより、米大統領選、コロナワクチン実用化期待が選好し続けており、円安方向への圧力も消えず。


EURUSDは、アジア市場は続伸し一時1.18687まで上昇し、1.1820台でまで値を下げ前日終値近辺へ逆戻り。短期の流れは上昇トレンドなのだが、大きな流れはレンジ取引で変わらず。


AUDUSDは、アジア市場で0.7260~00、欧州市場に入っても緩やかな上昇圧力は止まらず0.7310まで一時上昇。ロウ豪中銀総裁からマイナス金利はありそうにないとの発言もあり、底堅く推移。


GBPUSDも、アジア市場で1.3243まで上昇し、欧州市場に入り1.3166まで下落し1.3210台で推移と、といつもながら変動幅が大きい流れは変わらず。相変わらず英EU通商協議の動きを気にしながらも、合意と決裂との思惑が入り乱れている。個人的には何らかの合意を期待しているが。