2020/11/03

2020年11月3日(火)昨日2日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

 2020年11月3日(火)昨日2日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)


(今週から米国の冬時間に入り、日本時間午前5時半はNY市場の午後3時半にあたり終盤の動きは含まれない。)


米株は上昇しているが、誰が次期米大統領となり金融市場はどのように変化するのであろうか? 為替相場を含め金融市場全体で予想できにくい流れは変わらず。


そんな中で注目の米株は予想外に強く、ダウは400ドル近くの上昇、弱かったNasdaqも水面下を脱出。米債利回りはリスク回避に買いが選好し利回りは軟化しており、10年債は0.858%(-0.021)近くで推移。弱かった原油価格は上昇し37ドル台へ上昇中。


為替相場はドル買いが優勢の中で、不透明要素が多数控えており積極的な動きは見られない。流れだけを見ると、GBP+EUR+CHF+JPYは弱く、AUD+NZD+CADが強い2極化している。


USDJPYは、引き続き105.00円の壁がポイントとなっており、欧州市場の104.95を高値に伸び悩んではいるが、AUDJPY、NZDJPY、CADJPYで円売りが強く、104.60台をボトムに下げ止まっている。相変わらず米株や米金利との連動性は見られず、潜在的な円高リスクは変わらず。


EURUSDは、欧州コロナ感染再拡大=欧州経済の鈍化=ECBの追加緩和期待に、1.18、1.17の大台を割り込んでからも弱い流れは変わらず。一日を通じて1.1620台から1.1650台のレンジで推移と、強さは全く見られず。米大統領選が引き金となりどのように変化するかを見極めたい。


GBPUSDは、ジョンソン英首相は2回目の小規模なロックダウンを決め、その影響に英第4四半期GDPが4%縮小との予想も。さらに、BOEの資産買い入れ枠の拡大+ひょっとしたら金利に手を付ける可能性も残り、強さは見られず。ただ、英EUは通商協議の決裂を避けるためにブルッセルで交渉を継続中とのことで、サプライズがないとも限らない。


※※※※※※※※※※※※※※