2020/11/25

2020年11月25日(水)昨日24日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

 2020年11月25日(水)昨日24日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)


好材料続出にリスクオン。


懸念の新型コロナ感染拡大の懸念に対し、ファーザー、アストロゼネカ、モデルナなどのワクチン有効性が示され早急な使用が現実味を帯び、懸念の米政権移行は連邦政府が手続き開始を認め、米財務長官には財政支援の継続を指摘したイエレン元FRB議長が就任へ。


結果、金融市場は活況を帯び、欧米株も続伸し、ダウは30000ドル台の大台を達成し、NasdaqとS&P500も続伸中。米10年債利回りは0.885%(+0.030)と上昇、原油価格は44.80台と4%超の上昇で、ブルームバーグ・コモディティインデックスは1.59%上昇している。


為替相場はリスクオンに、JPYは弱く、AUD+NZD+CADは強く、EUR+GBPも強さを維持。市場では資源通貨高を期待する声は強く、特にNZDUSDはコロナ感染が比較的抑制され追加緩和の弱い可能性に、欧州市場で0.70の大台を一時達成し、2018年6月の高値水準へと上昇。AUDも一時0.7360台と8月31日の高値0.7410台を目指す動きを継続中。


EURUSDは、高値は欧州市場で付けた1.1894で、1.1900の壁で伸び悩み上値を抑えられているが、米国の好材料にも関わらず、1.1840台をボトムにEURの上昇は止まらず。1.1900を試し1.2000を狙う流れを継続中。


GBPUSDも、英EU通商協議を継続し、何らかの合意期待は変わらず。1.3293~1.3380のワイドなレンジで上下する変動リスクは相変わらず高く、仮に合意すればさらなるGBP高期待が続く。


USDJPYは、欧州市場の104.15をボトムに欧米市場に入り104.76を高値に上げ止まっているが、104.50台を維持し、104.50近辺での取引量が多くなっている。中長期の円高トレンドは変わらず、コロナワクチンの使用の有無やその時期に強く影響を受ける動きを継続。90日MA=105.40をクリアに上回ると嫌なムードになりそうだが、まだまだ。