2020/11/04

2020年11月4日(水)昨日3日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

 2020年11月4日(水)昨日3日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)


米大統領の結果を前にして、バイデン氏勝利による大規模経済対策を見越してなのか? それとも、バイデン・トランプ両氏、どちらに転んでも米株高は変わらずとでも言いたいのか? 欧米株は大幅高。米債利回りも上昇、原油価格も大幅高。そして、為替相場はドルが全面安。


各種報道ですでに承知の通り、今年の大統領選の結果が判明するまで相当時間が要し混乱が続くことになりそうだが、市場参加者はすでにリスク回避のためにポートフォリオを入れ替えているとのことらしい。


コロナ禍の中でEUROSTOXX50は+2.62%と大幅高、、米株も2%台へと上昇。米10年債利回りは一時0.895%と0.9%直前まで上昇から0.88%台で推移。原油価格は一時38.32ドルまで上昇し37.90台で推移。


肝心の為替相場も基本は米大統領選の結果がどうなるのか? 個人的にはどのような結果になるかは別として、相場変動のリスクが高い中で様子見を決めているが、相場変動リスクを取り果敢にチャレンジする市場参加者が多いことも事実。もちろん不透明な中でトレンドを追うような動きには見えないが。


米大統領選の混迷を意識した米国市場に入り上昇幅を縮めるも、前日比ではドルが全面安で、AUD+NZD+GBPの上昇が目立っており、JPYはクロスで全面安、ドル買いの巻き戻しが主役へ。


コロナ感染再拡大+ECB追加緩和期待に売り込まれたEURUSDは1.1631をボトムに一時1.1740まで100ポイント超まで上昇。90日MA1.1708を日中上回っているが現時点では1.1702とほぼ同水準で推移。


コロナ感染再拡大+BOE追加緩和期待+波乱の可能性が残るEU英離脱協議のGBPUSDも、1.2905をボトムに一時1.3079まで170ポイント近く上昇と予想外に底堅い。


予想通り利下げし追加緩和も辞さないロウ豪中銀総裁発言にも、AUDUSDは0.7028をボトムに一時0.7175まで150ポイント近く上昇。


米債利回り上昇+欧米株高+原油高で、リスク回避の巻き戻しや、対ドルや対他の主要通貨の一時的なヘッジ通貨としての動きが弱まり、104.80を高値に一時104.43まで下落と下げ幅は限定的。クロスの円売りもUSDJPYの売りを抑制しているが、この水準で収まる状況が続くと思われず。


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