2020/11/18

2020年11月18日(水)昨日17日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年11月18日(水)昨日17日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


為替相場は盛り上がるGBP取引で底堅く、円高傾向も続く。ダウは一時400ドル超の下落から-160ドル台まで下げ幅を縮める。S&Pも小幅安にとどまり、Nasdaqはプラス圏へ上昇するも終盤にかけ再びマイナス圏へ。米債利回りは軟調で、10年債は0.876%(-0.029)まで下落。原油価格は41.37ドルと終盤にかけプラス圏へと上昇するも強さは見られず。


英EU通商協議は合意できるのか? 来週に合意を期待するも、ジョンソン首相は「合意には程遠い」と発言。ラムスデンBOE副総裁から合意できない可能性20%の確率で金融市場ではすでに織り込みと発言。


GBPUSDは一時1.3270台まで上昇し1.32台での取引と強さを維持し、取引量ではGBPJPY、EURGBP、EURAUDとボリュームが膨らむ。ラムスデン氏の言葉を借りれば合意できる可能性は80%と高いのでは?


USDJPYは、日本株高+米金利低下に円高傾向が強まり、104.07をボトムに下げ止まるも、戻りは104.20台と限定的。USDCHFもドル売りで、AUDUSDやNZDUSD、USDCADではドル買いへと動き、リスク回避の動きにも見えるが?


EURUSDは、一時1.1894と1.1900の大台を狙うも失敗するも、ECBが表明している緩和を織り込みながら、コロナ感染拡大=経済活動の規制にも1.1860台と引き続き上昇トレンドを維持。


米小売売上高は前月比0.3%と予想0.5%を下回り前回1.9%から大幅低下し、短期的リスクを危惧。米鉱工業生産前月比1.1%と予想1.0% 前回-0.4%から拡大し、企業財も前月比0.7%と強かった。


今日は、パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、ベイリーBOE総裁、マックレムBOC中銀総裁を含め多数から発言が見られたが、特にサプライズは見られず。