2020/11/20

2020年11月20日(金)昨日19日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)

 2020年11月20日(金)昨日19日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)


IMF&G20は世界的なコロナ感染拡大に景気を心配、カプラン氏はリセッションへの逆戻りを危惧。


「共和党のマコネル氏が追加経済対策の協議に戻ることで合意」との報道もあり、ダウは終盤にかけプラス圏を回復、Nasdaqの強さが目立っている。米債利回りは軟化し10年債は0.852%(-0.02)で動きは緩慢、原油価格は終盤にかけプラス圏を回復し41.92ドル近くで推移。


為替相場は、欧米でのコロナ感染再拡大+景気回復へのリスクを危惧した流れとなり、米国市場に入ってから米債利回りが軟化し、米株がマイナスでスタートし、回復する中でEUR+JPYが主導したドル売り傾向が続き、米追加経済対策の協議再開との報道も値動きからはドル売りへ作用。


USDJPYは、欧州市場に入り一時104.22までショートカバーが強まるも、90時間MA=104.20台を超えられず再び円高へ。しばらく、104円を中心とした狭いレンジの動きとなっていたが、米国市場に入りコロナ感染拡大による景気へのリスクが強く意識され、米債利回りの軟化に103.70台で推移。米追加経済対策の協議再開との報道にも動かず。


GBPUSDは、1.3200~70のレンジから、20日のEUのバルニエ主席交渉官のEU加盟国に対する最新の動向説明の発表予定を気にしながらも、フィンランドのトゥプライネン欧州担当相の交渉は「重要な段階にあり、妥結は可能」との発言もある一方、オランダ、フランス、ベルギー、スペインなどは、英国と交渉している欧州委員会に対し「合意に達しなかった場合に備えた新たな緊急対策を策定」するよう要請している。終盤にかけて米追加経済対策の協議再開の期待もあるのか1.3280近くまで上昇している。


トルコ中銀は政策金利を予想通り10.25→15.0%に引き上げを決定。南ア中銀は3.5%に据え置くも、次回は利上げするぞと示唆。


米週間新規失業保険申請件数は74.2万件と予想外に増加。フィラデルフィア連銀製造業景気指数は26.3、米中古住宅販売は前月比4.3%と前月あらの伸びは低下するも予想を上回り強く出ている。CB景気先行指数は0.7%と変わらずとなっているが、最近のコロナ感染の再拡大に景気の腰折れを危惧する声も多い。