2020/07/10

2020年7月10日(金)17:45時ごろの動き

2020年7月10日(金)17:45時ごろの動き

終末金曜日のアジア・欧州市場は特に指標の発表もなく序盤は、日経平均株価、上海総合共に下落。米10年債利回りは0.578%と軟化し、原油価格(WTI)も一時38.72ドルまで下落と動きはリスク回避の行動パターン。為替市場も前日に続きJPYはクロスで大きく上昇し、USDJPYは106.70台と6月24日以来の円高水準となった。

特徴としては、リスクを意識した流れが続く中でも、円の売られ過ぎたポジションの巻き戻しがどこまで続くのか? 2日連続のクロス中心とした円高は「豪雨保険金支払いで損保が外債を換金売り」との思惑がながれていたが、クロスでの円高を見ると真の材料かは不明。

「GPIFの外債投資余地が株高でさらに拡大」とのブルームバーグの報道では「為替ヘッジをしない外債の構成比は3月末に年金積立金全体の22.2%で、目標値の25%まで引き上げるには約4.3兆円の積み増しが必要だった」とある。本当に円高の流れを止められるのだろうか? 個人的には疑問ながら106.00~50の水準を割り込むには強い材料が見当たらないのも事実。

AUDUSDは、株安によるリスク回避に売り圧力が続く中で、豪政府は新型コロナウイルス感染者の拡大に海外からの帰国者数を半数以下に制限すると発表したことを受け豪株は下落しS&P/ASX200指数-0.61%に一時0.6924まで下落。