2020/07/08

2020年7月8日(水)17:30時ごろの動き

2020年7月8日(水)17:30時ごろの動き

日経平均株価は-0.78%と下落するも、上海総合は+1.74%と国策なのかジャンプ力を増している。原油価格(WTI)は40.50台と変わらず、米10年債利回りは0.65%近くで推移。

新型コロナウイルス感染の再燃は、中国がほぼゼロに対して米国は感染拡大が経済活動を阻害している。その中で、米中の対立は強まり、米大統領の側近は香港のドルペックに打撃を与える案を検討とある。FBI長官は中国が「米国の企業秘密を盗み、米政治に影響を及ぼしている」と非難。ポンペオ国務長官は米政府が「TikTok」禁止を検討と発言。米大統領選を見据えた行動と思われるも、何らかの影響が気になる。

AUDUSDは、経済規模の大きなメルボルンがステージ3のロックダウンが導入。豪財務相は6週間のロックダウンで、最大10億豪ドルの打撃の可能性を示唆。経済への悪影響を意識し豪州株は1.54%近く下落し、AUDUSDは大きな売りとなっていないが、‫IMFの外準統計では今年第1四半期のAUD比率が1.8→1.55%に低下との報道もあり、0.6950をトップに下値を試す動きが続いている。

GBPUSDは、英EU通商協議が再開される中で、英政府が5Gシステムからファーウェイ排除の方針に転換したことに対し中国の駐英大使は「その報復を受けなければならない」と発言。仏も「移動通信網からのファーウェイ排除」に動き出しており、中国の出方が気になる。その中で、GBPUSDは1.2530近くをボトムに一時1.2567まで上昇しているが、下落リスクが気になる。