2020/07/28

2020年7月28日(火)昨日27日、海外市場の動き(午前5時半ごろ)



ご存じの通りで、トランプ大統領の補佐官も感染するなど、米コロナ感染再燃や給付金問題、米中緊張拡大リスクに加え、FOMCで金融政策の据え置きを予想するも、パウエルFRB議長のハト派(フォワードガイダンスやYCCなど)発言を意識したドル売りを継続。

為替相場はEUR買い止まらずドル全面安でJPYも続伸。米株は強く、ダウは0.43%上昇、Nasdaqは1.67%と伸び率を拡大。原油価格(WTI)は一時40.48まで値を下げるも41.82の高値を付け41.60台で推移。金価格の続伸は止まらず一時1971.30まで上昇。米10年債利回りは0.6%台を回復。

米耐久財受注のコア資本財は前月比3.3%と強く、2018年7月以降で最大の伸びとなった。(GDPの設備投資の算出に利用)

EURUSDは、米中対立リスクのヘッジもあるが、復興基金の合意が潜在的な買い要因となる中でEURが選択。独Ifo業況指数は90.5と強く3か月連続の上昇と強い。フィキシングでは1.1781の高値を付けてから上値が重くなり1.1740台で推移。

GBPUSDは、アジア市場の1.2777をボトムにフィキシングでは1.2900台を達成し1.2870台で推移。バルニエEU首席交渉官は、英国とのEU離脱後の関係を巡る非公開協議で、合意は得られると確信を示すとの報道もGBP買いを後押し。

USDJPYは、106.16を高値にフィキシングでは105.12まで続落し下げ止まり105.40台で推移と、反発力は弱く積極的な買いも見られず。市場ではリスク回避のJPYの先高を期待するコメントも目立つが、EURJPYはまだ上昇トレンドからの変化が見られず、USDCHFでのドル売りも弱い。

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17:00    GER 7月 Ifo業況(総合)指数=90.5(予想89.3 前回86.2→86.3)、現況指数=84.5(予想85.0 前回81.3)、期待指数=97.0(予想93.9 前回91.4→91.6)→ 3か月連続の上昇で、過去最大の上昇を記録した6月からさらに改善した。

21:30    USD 6月 耐久財受注=前月比7.3%(予想7.2% 前回15.7→15.1%)、除く輸送機器・前月比3.3%(予想3.5% 前回3.7→3.6%)→ 民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比3.3%増と、市場予想の2.3%増を上回り、2018年7月以降で最大の伸びとなった。GDPの設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷も伸びが加速した。