2020/07/24

2020年7月24日(木)昨日23日、海外市場の動き

2020年7月24日(木)昨日23日、海外市場の動き

日本が海の日で休日の海外。米株安+米債利回り軟化+ドル売りへ。

米株はIT・ハイテク株の売りが目立ち下落。ダウ−353.51(-1.31%)、Nasdaq−244.71(-2.29%)と下げ幅は大きく、S&P500 も-40.36(-1.23%)。原油価格(WTI)は高値42.36ドルから一時41ドル割れまで下落。米債利回りは弱く10年債は0.58%へ。

余談ながら、7月21日のブルームバーグの記事です。興味があればご覧ください。「米テクノロジー大手4社、時価総額で日本全体超える-チャート https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-21/QDSO9YDWLU6K01」

米新規失業保険申請件数は141.6万件と予想と前回を上回り悪化、CB景気先行指数も前月比2.0%と前回と予想を下回る。ユーロ圏でも消費者信頼感の速報値は-15.0とこちらも予想と前回を下回り悪化。

為替相場は2極化。米雇用の悪化+米コロナ感染再拡大のリスク+米中対立のリスクなど、リスク回避に選好され、EUR+CHF+JPYは強く、逆にAUD+NZDは弱い。

結果としてEURAUDは0.82%の上昇し、JPYはクロスでAUDJPY−0.89%をトップに円高へと動き、USDJPYも一時106.71まで円高が加速。もちろ、CHFは強く、EURCHFは-0.23%低下し、CHFの強さはNO.1。

EURUSDは、一時1.1540まで値をさえるも、弱い米経済指標を受け買いへと変化し、1.1627まで続伸。終盤にかけては1.1590台まで値を下げるも上昇傾向を維持し。

USDJPYは、欧州・米国市場の序盤につけた107.23を高値に、弱い米経済指標を景気とした米株安に売りへと変化。米国市場の終盤ではクロスでの円買いも加わり106.80台の買いを消化し106.71まで値を下げ106.80台で推移。さあ、連休中にどこまで円高を試すことができるのだろうか?

米国ではコロナ感染者拡大し1時間当たり平均2600人とのことでペースでは世界最悪。米経済対策の第5弾では、1兆ドル規模で失業給付の上乗せ延長はするが、給与減税は難しそう。

米中関係悪化では、環球時報編集長が中国政府は「在香港米総領事館に人員の大幅削減命令」の可能性を示唆。英中関係悪化では、中国国営の中央テレビ局(CCTV)は、サッカーのイングランド・プレミアリーグの今季の残り試合を放映しない方針と、5Gをめぐる対立がスポーツの世界へ。

バルニエEU主席交渉官、プロスト英交渉責任者との英EU通商協議は隔たりが大きく決裂し今回の交渉を終了。ただし、10月半ばのEU首脳会議前に合意を目指し、非公式に交渉を続けるとのこと。

金融政策では、トルコ中銀は政策金利8.25%で据え置き、南ア中銀は3.75→3.5%へと0.25%引き下げ1998年の導入以来で最低へ。

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